メル詩 工事中

 

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望遠鏡ぼうえんきょう

        木村きむら達也たつや

とおくにえるけど
にはとどかないところ

けないけど
あこがれている

ないほうが
いいかもしれない

らなかったほうが
いいかもしれない

なぜゆめるんだろう
なぜこころにのこるんだろう

とどかないけど
あこがれている

とおくにえるけど
にはとどかないところ

 

 

望遠鏡

    木村達也

 

遠くに見えるけど

手にはとどかないところ

 

行けないけど

あこがれている

 

見ないほうが

いいかもしれない

 

知らなかったほうが

いいかもしれない

 

なぜ夢に見るんだろう

なぜ心にのこるんだろう

 

とどかないけど

あこがれている

 

遠くに見えるけど

手にはとどかないところ

 

 

 ぼうえんきょう

     きむら たつや

 

とおくにみえるけど

てにはとどかないところ

 

いけないけど

あこがれている

 

みないほうが

いいかもしれない

 

しらなかったほうが

いいかもしれない

 

なぜゆめにみるんだろう

なぜこころにのこるんだろう

 

とどかないけど

あこがれている

 

とおくにみえるけど

てにはとどかないところ

 Bôenkyô


     Kimura Tatuya


Tôku ni mieru kedo
te ni wa todokanai tokoro

Ikenai kedo
akogarete iru

Minaihôga
i'i kamo sirenai

Siranakatta hô ga
i'i kamo sirenai

Naze yume ni mirundarô
naze kokoro ni nokorundarô

Todokanai kedo
akogarete iru

Tôku ni mieru kedo
te ni wa todokanai tokoro

  

 

こうか
    木村きむら達也たつや

かぜすずしくなった
しろうえつき
まちすこしずつ
くらくなっていく

もうかえろうか
それともこうか
まちのあちこちが
ひかりはじめている

まようのはなぜだろう
そらのあちこちでほし
かがやきはじめている

 

 

行こうか

    木村達也

 

風が涼しくなった

城の上に月が出た

街は少しずつ

暗くなっていく

 

もう帰ろうか

それとも行こうか

街のあちこちが

光りはじめている

 

迷うのはなぜだろう

空のあちこちで星が

輝きはじめている

 

 

 

いこうか

    きむらたつや

 

かぜがすずしくなった

しろのうえにつきがでた

まちはすこしずつ

くらくなっていく

 

もうかえろうか

それともいこうか

まちのあちこちが

ひかりはじめている

 

まようのはなぜだろう

そらのあちこちでほしが

 

かがやきはじめている


 


Ikôka

         Kimura Tatuya

Kaze ga suzusiku natta
Siro no ue ni tuki ga deta
Mati wa sukosi zutu
kuraku natte iku

Mô kaerôka
soretomo ikôka
Mati no atikoti ga
hikari hazime te iru

Mayô no wa naze darô
sora no atikoti de hosi ga
kagayaki hazimete iru









 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーマン
   木村きむら達也たつや

スーパーにったら
ピーマンがあったので
ってみた

いえかえったら
パスタがあったので
ゆでてみた

ピーマンをいれてみたら
なんだかいいかんじに
カリウムがいっぱい

ナトリウムすくなめの
ソースをってある
すこしだけかけてみる

 

 

ピーマン

   木村達也

 

スーパーに行ったら

ピーマンがあったので

買ってみた

 

家に帰ったら

パスタがあったので

ゆでてみた

 

ピーマンをいれてみたら

なんだかいい感じに

カリウムがいっぱい

 

ナトリウム少なめの

ソースを買ってある

少しだけかけてみる

 

 

 

 ピーマン

   きむらたつや

 

スーパーにいったら

ピーマンがあったので

かってみた

 

いえにかえったら

パスタがあったので

ゆでてみた

 

ピーマンをいれてみたら

なんだかいいかんじに

カリウムがいっぱい

 

ナトリウムすくなめの

ソースをかってある

すこしだけかけてみる

 

Pîman
           Kimura Tatuya



Sûpâ ni ittara
Pîman ga attanode
katte mita

Ie ni kaettara
Pasuta ga attanode
yudete mita

Pîman o irete mitara
nandaka i'i kanzi ni
kariumu ga ippai

Natoriumu sukuname no
sôsu o katte aru
sukosidake kakete miru


Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おもえば
   木村きむら達也たつや
つまらないことで
けんかをしなければ
よかった
ささいなことに
こだわらないで
やさしくすれば
よかった
自分じぶんのことばかり
かんがえていて
おもいこむと
かえられなかった
大切たいせつなことに
づかなかった
わからなかったんだ






思えば
   木村達也
つまらないことで
けんかをしなければ
よかった
ささいなことに
こだわらないで
優しくすれば
よかった
自分のことばかり
考えていて
思いこむと
かえられなかった
大切なことに
気づかなかった
わからなかったんだ

 

おもえば
   きむらたつや
つまらないことで
けんかをしなければ
よかった
ささいなことに
こだわらないで
やさしくすれば
よかった
じぶんのことばかり
かんがえていて
おもいこむと
かえられなかった
たいせつなことに
きづかなかった
わからなかったんだ

 

Omoeba
          Kimura Tatuya
Tumaranai koto de
kenka o sinakereba
yokatta
Sasaina koto ni
kodawaranai de
yasasiku sureba
yokatta
Zibun no koto bakari
kangae te ite
omoikomu to
kaerarenakatta
Taisetuna koto ni
kizukanakatta
wakaranakattanda

 

 

 

 


時計とけい
   木村きむら達也たつや

時計とけいはり
もとにもどらない

時計とけいはり
おなじところを
まわるだけ

時計とけいはり
まわりかたは
きまっている

時計とけいはり
さびしいとか
かなしいとか
いわない

時計とけいはりはただ
いっしんにまわる
時計
   木村達也

時計の針は
元にもどらない

時計の針は
同じところを
まわるだけ

時計の針の
まわりかたは
きまっている

時計の針は
さびしいとか
かなしいとか
いわない

時計の針はただ
いっしんにまわる

とけい

   きむらたつや

 

とけいのはりは

もとにもどらない

 

とけいのはりは

おなじところを

まわるだけ

 

とけいのはりの

まわりかたは

きまっている

 

とけいのはりは

さびしいとか

かなしいとか

いわない

 

とけいのはりはただ

いっしんにまわる

Tokei
         Kimura Tatuya

Tokei no hari wa
moto ni modoranai

Tokei no hari wa
onazi tokoro o
mawaru dake

tokei no hari no
mawarikata wa
kimatte iru

Tokei no hari wa
sabisii toka
kanasii toka
iwanai

Tokei no hari wa tada
issin ni mawaru

 

 

 

 

 

 

よるはし
   木村きむら達也たつや

自転車じてんしゃはしへのさかのぼっていく
きゅう登り坂のぼ  ざか
のぼりながらおも
いったいなんだったのだろうかと
つまらないことに
ふりまわされ
おもしろくもないことに
時間じかんをとられる
いったいなんだったのだろう
はしにたどりいた
はしうえ街灯がいとう一直線いっちょくせん
ならんでかがやいている
あめはやんだようだ
向こう岸む    ぎしかって
ばしをこぎだせ
かんがえたって仕方しかたがないのだ
向こう岸む  ぎしかって
ばしをこぎだせ
みちあかりにらされている

 

 

 

 

夜の橋

   木村達也

 

自転車で橋への坂を登っていく

急な登り坂だ

登りながら思う

いったいなんだったのだろうかと

つまらないことに

ふりまわされ

おもしろくもないことに

時間をとられる

いったいなんだったのだろう

橋にたどり着いた

橋の上の街灯が一直線に

並んで輝いている

雨はやんだようだ

向こう岸に向かって

橋をこぎだせ

考えたって仕方がないのだ

向こう岸に向かって

橋をこぎだせ

道は灯りに照らされている

 

 

 

よるのはし

   きむらたつや

 

じてんしゃではしへのさかをのぼっていく

きゅうなのぼりざかだ

のぼりながらおもう

いったいなんだったのだろうかと

つまらないことに

ふりまわされ

おもしろくもないことに

じかんをとられる

いったいなんだったのだろう

はしにたどりついた

はしのうえのがいとうがいっちょくせんに

ならんでかがやいている

あめはやんだようだ

むこうぎしにむかって

はしをこぎだせ

かんがえたってしかたがないのだ

むこうぎしにむかって

はしをこぎだせ

 

みちはあかりにてらされている

 

 

 

 

 

 

Yoru no hasi
            Kimura Tatuya


Zitensya de hasi e no saka o nobotte iku
Kyuna noborizaka da
Nobori nagara omô
Ittai nandatta no darô ka to
Tumaranai koto ni
hurimawasare
omosiroku mo nai koto ni
zikan o torareru
Ittai nandatta no darô
Hasi ni tadori tuita
Hasi no ue no gaitô ga ittyokusen ni
narande kagayaite iru
Ame wa yanda yôda
Mukôgisi ni mukatte
hasi o kogidase
Kangaetatte sikata ga nai noda
Mukôgisi ni mukatte
hasi o kogidase
Miti wa akari ni terasarete iru



Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô



 

 

 

 

 

 

  

さくらはなにかこまれて
     木村きむら達也たつや

さくらはなにかこまれて
かぜにふかれて
かみをなびかせる
きみ思い出おも   で

さくらはなにかこまれて
つきひかりをあびて
ひとりあげる
ぼくのひとみ

思い出おも   でだけに
すんでいていいの?
いつかかぜはふきはじめる

思い出おも   でだけに
とらわれていていいか?

いつかはないはじめる

 

 

 

 

 

 

桜の花にかこまれて

     木村達也

 

桜の花にかこまれて

風にふかれて

髪をなびかせる

君の思い出

 

桜の花にかこまれて

月の光をあびて

ひとり見あげる

僕のひとみ

 

思い出だけに

すんでいていいの?

いつか風はふきはじめる

 

思い出だけに

とらわれていていいか?

いつか花は舞いはじめる

 

 

 

 

さくらのはなにかこまれて

       きむらたつや

 

さくらのはなにかこまれて

かぜにふかれて

かみをなびかせる

きみのおもいで

 

さくらのはなにかこまれて

つきのひかりをあびて

ひとりみあげる

ぼくのひとみ

 

おもいでだけに

すんでいていいの?

いつかかぜはふきはじめる

 

おもいでだけに

とらわれていていいか?

 

いつかはなはまいはじめる

 

 

 

 

 

Sakura no hana ni kakomarete
                           Kimura Tatuya

Sakura no hana ni kakomarete
kaze ni hukarete
kami o nabikaseru
kimi no omoide

Sakura no hana ni kakomarete 
tuki no hikari o abite
hitori miageru
boku no hitomi

Omoide dake ni
sunde ite iino?
Ituka kaze wa hukihazimeru

Omoide dake ni
torawarete ite iika?
ituka hana wa maihazimeru

 

 

 

 

 

 

 

 

アイスバー
   木村きむら達也たつや
アイスバーを
ふたってかえるのは
だれかのためじゃないよ
ひとつだと一人ひとりだとおもわれて
だれかついてくるかもって
いたから
アイスバーを
ふたってかえるのは
だれかのためじゃないよ
冷蔵れいぞううえにある
冷凍れいとうがからっぽで
さびしそうだったから

 

 

 

アイスバー

   木村達也
アイスバーを
二つ買って帰るのは
だれかのためじゃないよ
一つだと一人だと思われて
だれかついてくるかもって
聞いたから
アイスバーを
二つ買って帰るのは
だれかのためじゃないよ
冷蔵庫の上にある
冷凍庫がからっぽで
さびしそうだったから

 アイスバー

     きむらたつや

アイスバーを

ふたつかってかえるのは

だれかのためじゃないよ

ひとつだとひとりだとおもわれて

だれかついてくるかもって

きいたから

アイスバーを

ふたつかってかえるのは

だれかのためじゃないよ

れいぞうこのうえにある

れいとうこがからっぽで

さびしそうだったから




Aisubâ
          Kimura Tatuya

Aisubâ o
hutatu katte kaeru no wa
dareka no tame zya nai yo
hitotu dato hitori dato omowarete
dareka tuite kuru kamotte
kiita kara
Aisubâ o
hutatu katte kaeru no wa
dareka no tamezya nai yo 
Reizôko no ue ni aru
reitôko ga karappo de
sabisisô datta kara

Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô


 

 

 

 

 

 

ほしがいくつもたら
      木村きむら達也たつや

夕日ゆうひがしずむまでに
たきをたいて
あたたまろ

つきかがやめきはじめたら
コーヒーをわかして
もう

ほしがいくつもたら
あかりをつけて
物語ものがたりもう 

つきかみさまと
ほしかみさまたち
そらをかけめぐる 

かぜとおくから
ゆめうだろう

 

 

星がいくつも出たら

      木村達也

 

夕日がしずむまでに

たき火をたいて

暖まろう

 

月が輝きはじめたら

コーヒーをわかして

飲もう

 

星がいくつも出たら

灯りをつけて

物語を読もう 

 

月の神さまと

星の神さまたち

宙をかけめぐる 

 

風は遠くから来て

夢は野に舞うだろう

 

ほしがいくつもでたら

      きむらたつや

 

 ゆうひがしずむまでに

たきびをたいて

あたたまろう

 

つきがかがやきはじめたら

コーヒーをわかして

のもう

 

ほしがいくつもでたら

あかりをつけて

ものがたりをよもう 

 

つきのかみさまと

ほしのかみさまたち

そらをかけめぐる 

 

かぜはとおくからきて

 

ゆめはのにまうだろう

 

 

 

Hosi ga ikutu mo detara
                 Kimura Tatuya

Yûhi ga sizumu made ni
takibi o taite
atatamarô

Tuki ga kagayaki hazimetara
kôhî o wakasite
nomô

Hosi ga ikutu mo detara
akari o tukete
monogatari o yomô

Tuki no kamisama to
hosi no kamisama tati
sora o kakemeguru

Kaze wa tôku kara kite
Yume wa no ni mau darô


Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô



 

 

 

 

 

朝早あさはや
  木村きむら達也たつや

コインランドリーで
乾燥機かんそうきがぐるぐると
まわっているのを
つめていた

コインランドリーの
てんなかはだれもいない
まどそとあめがふっていて
さくらはながぬれている

ぼくはまたここに
かぎられたとき、まわるのを
つめるのかな

ぼくがまたここに
まどそとたら、涙雨なみだあめ
さくらはながぬれているかな

 

 

 

朝早く

  木村達也

 

コインランドリーで

乾燥機がぐるぐると

まわっているのを

見つめていた

 

コインランドリーの

店の中はだれもいない

窓の外は雨がふっていて

桜の花がぬれている

 

ぼくはまたここに来て

限られた時、まわるのを

見つめるのかな

 

ぼくがまたここに来て

窓の外を見たら、涙雨で

桜の花がぬれているかな

 

 

 あさはやく

    きむらたつや

 

コインランドリーで

かんそうきがぐるぐると

まわっているのを

みつめていた

 

コインランドリーの

みせのなかはだれもいない

まどのそとはあめがふっていて

さくらのはながぬれている

 

ぼくはまたここにきて

かぎられたとき、まわるのを

みつめるのかな

 

ぼくがまたここにきて

まどのそとをみたら、なみだあめで

さくらのはながぬれているかな

 

 

Asa hayaku
          Kimura Tatuya

Koin randorî de
kansoki ga guruguru to
mawatte iru no o
mitumete ita

Koin randorî no
mise no naka wa dare mo inai
Mado no soto wa ame ga hutte ite
Sakura no hana ga nurete iru


Boku wa mata koko ni kite
kagirareta toki, mawaru no o
mitumeru no ka na

Boku ga mata koko ni kite
mado no soto o mitara, namidaame de
sakura no hana ga nurete iru kana


Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木陰こかげ
  木村きむら達也たつや

きれいなかわ
ながれていて
みずおと
こえてくる

木の葉こ はみどり
かがやいていて
かぜにゆれるおと
こえてくる

あるきつづけて
どのくらい
たったのだろうか

すこしは
やすんだほうが
いいのではないか

 

 

 

 

木陰

  木村達也

 

きれいな川が

流れていて

水の音が

聞こえてくる

 

木の葉の緑が

かがやいていて

風にゆれる音が

聞こえてくる

 

歩きつづけて

どのくらい

たったのだろうか

 

少しは

休んだほうが

いいのではないか

 

こかげ

  きむらたつや

 

きれいなかわが

ながれていて

みずのおとが

きこえてくる

 

このはのみどりが

かがやいていて

かぜにゆれるおとが

きこえてくる

 

あるきつづけて

どのくらい

たったのだろうか

 

すこしは

やすんだほうが

 

いいのではないか

 

 

 

Kokage
          Kimura Tatuya

Kireina kawa ga
nagarete ite
mizu no oto ga
kikoete kuru

Konoha no midori ga
kagayaite ite
kaze ni yureru oto ga
kikoete kuru

aruki tuzukete
dono kurai
tatta no darô ka

Sukosi wa
yasunda hô ga
I'inode wa nai ka


Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô


 

 

 

 

 

 

いえ 
   木村きむら達也たつや

どものころをすごしたいえ
いまはもうなくなってしまった
ちちいえをたてたとき
とてもうれしそうだった

どものころをすごしたいえ
いまはもうなくなってしまった
いえですごした日々ひびには
うれしいときもかなしいときもあった

家族かぞくとのいさかいや家族かぞく笑顔えがお
いまはられなくなったが
こころのなかにのこっている

どものころをすごしたいえ
いまはもうなくなってしまったが
こころのなかにのこっている

 

 

家 

   木村達也

 

子どものころをすごした家

今はもうなくなってしまった

父は家をたてたとき

とてもうれしそうだった

 

子どものころをすごした家

今はもうなくなってしまった

家ですごした日々には

うれしいときも悲しいときもあった

 

家族とのいさかいや家族の笑顔

いまは見られなくなったが

心のなかにのこっている

 

子どものころをすごした家

今はもうなくなってしまったが

心のなかにのこっている

 

いえ

   きむらたつや

 

こどものころをすごしたいえ

いまはもうなくなってしまった

ちちはいえをたてたとき

とてもうれしそうだった

 

こどものころをすごしたいえ

いまはもうなくなってしまった

いえですごしたひびには

うれしいときもかなしいときもあった

 

かぞくとのいさかいやかぞくのえがお

いまはみられなくなったが

こころのなかにのこっている

 

こどものころをすごしたいえ

いまはもうなくなってしまったが

 

こころのなかにのこっている

 

 

 

Ie
                   Kimura Tatuya

Kodomo no koro o sugosita ie
Ima ha mô nakunatte simatta
Titi wa ie o tateta toki
totemo uresisôdatta

Kodomo no koro o sugosita ie
Ima ha mô nakunatte simatta
Ie de sugosita hibi ni wa
uresii toki mo kanasii toki mo atta

Kazoku to no isakai ya kazoku no egao
Ima wa mirarenakunatta ga
kokoro no naka ni nokotte iru

Kodomo no koro o sugosita ie
Ima wa mô nakunatte simatta ga
kokoro no naka ni nokotte iru



Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô




 

つきさくら 
   木村きむら達也たつや

みちあるいていたら
さくらはないていた
満開まんかいとはえないけど
まあまあいている

そらたら
つきていた
満月まんげつにはりなくて
半月はんげつほうちか

今年ことし花見はなみはもう
これでいいや
とてもきれいだし

今年ことし花見はなみはもう
これでいいや
かけるのも大変たいへんだし

 

 

月と桜 

   木村達也

 

道を歩いていたら

桜の花が咲いていた

満開とは言えないけど

まあまあ咲いている

 

空を見たら

月が出ていた

満月には足りなくて

半月の方に近い

 

今年の花見はもう

これでいいや

とてもきれいだし

 

今年の花見はもう

これでいいや

出かけるのも大変だし

 

つきとさくら 

   きむらたつや

 

みちをあるいていたら

さくらのはながさいていた

まんかいとはいえないけど

まあまあさいている

 

そらをみたら

つきがでていた

まんげつにはたりなくて

はんげつのほうにちかい

 

ことしのはなみはもう

これでいいや

とてもきれいだし

 

ことしのはなみはもう

これでいいや

 

でかけるのもたいへんだし

 

 

 

 Tuki to sakura
                    kimura tatuya

Miti o aruite itara
sakura no hana ga saite ita
Mankai to wa ienai kedo
ma'ama'a saite iru

Sora o mitara
tuki ga dete ita
Mangetu ni wa tarinakute
hangetu no hô ni tikai

Kotosi no hanami wa mô
kore de i'i ya
Totemo kireidasi

Kotosi no hanami wa mô
kore de i'i ya
Dekakeru no mo taihendasi

 
Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô


 

 

 

 

はな
    木村きむら達也たつや

やまへのみち
はながいっぱい
ふりつもって
あかくなっている

頭上ずじょう
はな
あかいトンネルを
つくっている

あるいていると
しろゆきがふわふわと
おりてきた

もうふゆだね
空気くうきがつめたい
もうふゆなんだね

 

 

舞う花

    木村達也

 

山への道に

花がいっぱい

ふりつもって

赤くなっている

 

頭上の木に

咲く花と

赤いトンネルを

つくっている

 

歩いていると

白い雪がふわふわと

おりてきた

 

もう冬だね

空気がつめたい

もう冬なんだね

 

 

 

 

まうはな

    きむらたつや

 

やまへのみちに

はながいっぱい

ふりつもって

あかくなっている

 

ずじょうのきに

さくはなと

あかいトンネルを

つくっている

 

あるいていると

しろいゆきがふわふわと

おりてきた

 

もうふゆだね

くうきがつめたい

 

もうふゆなんだね

 

 

 

Mau hana
             Kimura Tatuya

Yama e no miti ni
hana ga ippai
huritumotte
akaku natte iru

Zuzyô no ki ni
saku hana to
akai tonneru o
tukutte iru

Aruite iru to
siroi yuki ga huwahuwa to
orite kita


Mô huyu da ne
Kûki ga tumetai
Mô huyu nandane

 
Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô

 

 

 

 

 

 

 

さくら
    木村きむら達也たつや

ふくらんだとか
ひらいたとか
とやかくわれるのは
きじゃない

じっとないでほしい
ひっそりかぜにふかれて
いるのがきなんだ

 

 

 

 

さくら

 

    木村達也

 

ふくらんだとか

ひらいたとか

とやかく言われるのは

好きじゃない

 

じっと見ないでほしい

ひっそり風にふかれて

いるのが好きなんだ

 

 さくら

    きむらたつや

 

ふくらんだとか

ひらいたとか

とやかくいわれるのは

すきじゃない

 

じっとみないでほしい

ひっそりかぜにふかれて

いるのがすきなんだ

 

 

Sakura
                    Kimura Tatuya

Hukuranda to ka
hiraita to ka
toyakaku iwareru no wa
sukizya nai

zitto minai de hosii
Hissori kaze ni hukarete
iru no ga sukinanda

 

 

 

 

 

 

 

すずしい
   木村きむら達也たつや

自転車じてんしゃにのって
かけると
すずしいかぜ
いてくる

夕暮ゆうぐれに
みせはたかぜ
なびいている

くらくなったかえ
くるまとおみち
すずしいかぜ
いてくる

信号しんごうっていると
すずしいかぜ
いてくる

 

 

 

涼しい

    木村達也

 

自転車にのって

出かけると

涼しい風が

吹いてくる

 

夕暮れに

お店の旗が風に

なびいている

 

暗くなった帰り

車が通る道に

涼しい風が

吹いてくる

 

信号を待っていると

涼しい風が

吹いてくる

 

 すずしい

   きむらたつや

 

じてんしゃにのって

でかけると

すずしいかぜが

ふいてくる

 

ゆうぐれに

おみせのはたがかぜに

なびいている

 

くらくなったかえり

くるまがとおるみちに

すずしいかぜが

ふいてくる

 

しんごうをまっていると

すずしいかぜが

ふいてくる

 

 

Suzusii
                 Kimura Tatuya

Zitensya ni notte
dekakeru to
suzusii kaze ga
huite kuru

Yûgure ni
omise no hata ga kaze ni
nabiite iru

Kuraku natta kaeri
Kuruma ga tôru miti ni
suzusii kaze ga
huite kuru

Singô o matte iru to
suzusii kaze ga
huite kuru

 

 

 


Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô

 

 

 

 

 

 

自転車じてんしゃ
   木村きむら達也たつや

夕方ゆうがたになったら
自転車じてんしゃにのって
買い物か  もの

がわにそった
みちをすすむと
ふいてくる
すずしいかぜ

ったもの
かごにいれて
みちかえ

がわにそった
みちをすすむと
建物たてものにかくれて
ちいさな夕焼ゆうやけ

 

 

 

自転車

    木村達也

 

夕方になったら

自転車にのって

買い物に行く

 

川にそった

道をすすむと

ふいてくる

すずしい風

 

買った物を

かごにいれて

来た道を帰る

 

川にそった

道をすすむと

建物にかくれて

小さな夕焼け

 

じてんしゃ

   きむらたつや

 

ゆうがたになったら

じてんしゃにのって

かいものにいく

 

かわにそった

みちをすすむと

ふいてくる

すずしいかぜ

 

かったものを

かごにいれて

きたみちをかえる

 

かわにそった

みちをすすむと

たてものにかくれて

ちいさなゆうやけ

 

 

Zitensya
           Kimura Tatuya

Yûgata ni nattara
zitensya ni notte
kaimono ni iku

Kawa ni sotta
miti o susumu to
huite kuru
suzusii kaze

Katta mono o
kago ni irete
kita miti o kaeru

Kawa ni sotta
miti o susumuto
tatemono ni kakurete
tiisana yûyake

 


Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自転じてんしゃって
    木村きむら達也たつや

おおきなまんまるのつき
ぼくは自転車じてんしゃをこいでいる
あたたかいかぜがふいてきた
ほんのりとあかるい世界せかい

やましろ青白あおじろくひかった
ぼくは自転車じてんしゃをとめている
こいのぼりがかわうえ
かぜになびいている

ときはとまらずにうごいている
つきはゆっくりとそらをのぼり
こいのぼりはそらまい

ぼくは自転じてんくるまって
こいのぼりのよこ
つきむかかってこいでいく

 

 

 

自転車に乗って

     木村達也

 

大きなまんまるの月が出た

ぼくは自転車をこいでいる

あたたかい風がふいてきた

ほんのりと明るい世界

 

山の城が青白くひかった

ぼくは自転車をとめている

こいのぼりが川の上で

風になびいている

 

時はとまらずにうごいている

月はゆっくりと空をのぼり

こいのぼりは空を舞う

 

ぼくは自転車に乗って

こいのぼりの横を

月に向かってこいでいく

 

 

 

 

じてんしゃにのって

      きむらたつや

 

おおきなまんまるのつきがでた

ぼくはじてんしゃをこいでいる

あたたかいかぜがふいてきた

ほんのりとあかるいせかい

 

やまのしろがあおじろくひかった

ぼくはじてんしゃをとめている

こいのぼりがかわのうえで

かぜになびいている

 

ときはとまらずにうごいている

つきはゆっくりとそらをのぼり

こいのぼりはそらをまう

 

ぼくはじてんしゃにのって

こいのぼりのよこを

つきにむかってこいでいく





Zitensya ni notte
                   Kimura Tatuya

Ôkina manmaru no tuki ga deta
Boku wa zitensya o koide iru
Atatakai kaze ga huite kita
Honnori to akarui sekai

Yama no siro ga aoziroku hikatta
Boku wa zitensya o tomete iru
Koinobori ga kawa no ue de
kaze ni nabiite iru

Toki wa tomarazu ni ugoite iru
Tuki wa yukkuri to sora o nobori
koinobori wa sora o mau

Boku wa zitensya ni notte
koinobori no yoko o
tuki ni mukatte koide iku

 







Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô