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リナとりんごの

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とうじょうじんぶつ
ユピ
チャピ
リナ
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1 森のユピ
2 だれかいる
3 なにをしているの?
4 ふしぎ
5 ゆうれい?
6 しらべて
7 むずかしい
8 どうしたの?
9 ごめんね
10 すこしだけ
11 がんばり
12 おどろかないの?
13 まちきれなくて
14 こんどこそ
15 よかったあ
16 すやすや
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リナとりんごの
1

ユピは
「チャピ、いる?あそびにいこう。」 ユピはチャピの
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2 だれかいる
「ごめんね、ユピちゃん。チャピはおつかいにいって、るすなの。」 チャピのママがでてきて、そういいました。
「なんだ、るすかあ…。それじゃあ、しかたがないね。さようなら、おばさん。」
ユピは、ひとりで
ユピは
「おいしそうなりんごがなっているなあ。」 ユピは、りんごの
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3 なにをしているの?

ユピは
「なにをしているのだろう?」
ユピはふしぎにおもいました。ユピは
「こんにちは。」
「こんにちは…。」
「ぼくはユピ。」
「わたしはリナよ。」
「
「りんごを
「とってきてあげようか?」
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4 ふしぎ
「ううん、べつにほしいわけじゃないの。」
「ふうん。まっていて。」 ユピはそういうと、りんごの
「ありがとう。」
リナはそういいましたが、それほどうれしそうではありませんでした。
「じゃあ、ぼくももう
「ええ。」
ユピは、
かえり
「ねえ、チャピ、きょう
「ふしぎな
「うん、りんごの
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5 ゆうれい?

「ふうん。」 「それで、りんごがほしいのかなと
「うん。」
「でも、たいしてうれしそうではないんだ。」
「へえ…。」
「なんなんだろうね?」
「さあ?なんなんでしょう。」
「チャピはどう
「ゆうれいとかじゃないの?」
「それはやなぎの
「ふうん、なぞだね。」
「あしたいってみない?」
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6 しらべて
「ごめん、あしたもおつかいなんだ。ユピがしらべておいてくれよ。」
「ええ、ひとりでいくの?」
「ゆうれいじゃあないんだろう?」
「うん…。」 ユピはチャピもいっしょにいってくれると
「リナさん、こんにちは。」
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7 むずかしい

「あ、ユピくん、こんにちは。」
「なにしているの?」
「ええ、りんごを
「ふーん、なにかあるの?」
「…。」
リナはなにもこたえませんでした。
「りんごならとってきてあげようか。」
「…。」
やはり、リナはなにもこたえませんでした。
「ほら、
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8 どうしたの?
「どうしたの?どうしてないているの?なにかわるいこといったかな?」 リナは
「じゃあ、おなかがいたいの?」
リナは
「ごめんなさい。」
リナは
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9 ごめんね
「はずかしいけど、まだ
「
「それで、
「いいのよ。
「そんなことないさ。」
「そう?」
「れんしゅうしよう。きっとのぼれるようになるよ。」
「ほんとう?」
「じゃあ、ぼくがのぼってみせるから
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10 すこしだけ
「ユピは
「じゃあ、やってごらん。」
「ええ。」
リナは
「うーん、もっと
「いいかい、もういっかいやってみるからね。」
「ええ。」
ユピは、もういっかいのぼってみました。
「あ、なんかわかった
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11 がんばり
「すこしだけど、のぼれたわ。」 リナはなんどものぼってみました。
「リナさん、きょうはもう
「ええ、ありがとう、ユピくん。きょうはもうかえるわ。」
そういうと、リナはかえっていきました。ユピはリナのがんばりにびっくりしました。
かえり
「チャピ、ゆうれいじゃあなかったよ。」
「ふうん、なんだったの?」
「
「へえ、そうなの。」
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12 おどろかないの?

「おどろかないの?」
「べつに。そういう
「そう…。」
「それで、のぼれるようになったの。」
「うん、あともうすこしなんだ。すごくがんばっている。」
「そう、それはすばらしいね。うまくのぼれるようになるといいね。」
「あしたはいっしょにいくよね。」
「ごめん、ユピ、あしたもおつかいなんだ。」
「なんだつまらないの。」
「うまくいったら、またおしえてくれよ。」
「うん、わかった。」
そういうと、ユピは
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13 まちきれなくて
つぎの
「はやくのぼれるようになるのがまちきれなくて…。」 リナはそういって
「はやくのぼれるようになるといいね。」
「ええ。」
「じゃあ、のぼってみるよ。」
ユピは
「わかったわ。」
リナは
「リナさん、すごい。あとほんのすこしじゃないか。」
「そうよね。」
リナは
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14 こんどこそ

「じゃあ、
「やったわ。」
リナは
「ほんとう、
「そうだろう。」
ユピはこたえました。ユピもリナのいる
「じゃあ、じぶんでりんごをとってみる?」
「ええ。」
リナは
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15 よかったあ
「やったあ、じぶんでとったりんごよ。やったわ。」 リナはおおよろこびで、あかるく
「よかったね。」
ユピもうれしく
「わたしね、
「そうだったんだ。」
「でも、よかったあ、じぶんでりんごがとれるようになって。」
「そうだね。」
ユピはそうこたえました。しばらくちんもくがつづきました。
「でも、リナさんは、がんばりやだね。たった
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16 すやすや
リナの
「よっぽど、つかれたんだね。」
むりもないとユピは
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