おこ

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前半メル詩2の1
前半メル詩2の1b
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前半メル詩2の2b
後半メル詩2の1
後半メル詩2の1b
後半メル詩2の2


  
前半メル詩2の1 
星のきれいな所。
もどる

さよなら
さよなら
ほしのないよる
星のない夜
すけもみじ
透紅葉
ほしがひとつ
星がひとつ


 
まだらもみじ
斑紅葉
いえなかったことば
言えなかった言葉
もみじ
もみじ
あき

あきかぜがふいて
秋風が吹いて
かぜがふいて
風が吹いて
あき

あめ

わるくち
悪口
うそつき
うそつき
きみはどうしているのかな
君はどうしているのかな
しろいて
白い手
しろいなみだ
白い涙
こおるみかづき
凍る三日月
ゆきのやね
雪の屋根



前半メル詩2の1b 
星のきれいな所
冬から春へ。
もどる

つめたいつき
冷たい月
わけなくふるゆき
わけなくふる雪
てのひらのゆき
手のひらの雪
つちにふるゆき
土にふる雪
えがおになれるまほう
笑顔になれる魔法
ほしがかがやくひ
星が輝く日
なぜだろう
なぜだろう
さようなら
さようなら
あなたがうそをついたから
あなたがうそをついたから
しろいきせつ
白い季節
すきとおるきせつ
すきとおる季節
ふるさとのみち
ふるさとの道
なきむし
泣き虫
はじめておしたくるまいす
はじめておした車いす
たびだつあさに
旅立つ朝に
かんとうよぞら
寒冬夜空
はるのなみだ
春の涙
ほしのつりびと
星のつりびと
なぞなぞし いち
なぞなぞ詩1
なぞなぞし に
なぞなぞ詩2

 
前半メル詩2の2 
春から夏。
もどる
なぞなぞし さん
なぞなぞ詩3
なぞなぞし よん
なぞなぞ詩4
なぞなぞし ご
なぞなぞ詩5
なぞなぞし ろく
なぞなぞ詩6
なぞなぞし なな
なぞなぞ詩7
なぞなぞし はち
なぞなぞ詩8
なぞなぞし く
なぞなぞ詩9
なぞなぞし じゅう
なぞなぞ詩10
なみだのエメラルド
なみだのエメラルド
なぞなぞし じゅういち
なぞなぞ詩11
なつのひ
夏の日
あすにつづくみち
明日につづく道
つめたいおちゃ
冷たいお茶
うみ

たまに
たまに


すこしやすもうよ
少し休もうよ
とう

しか
鹿
まえをむこうよ
前を向こうよ

 
前半メル詩2の2b 
夏から秋。
もどる
きんのかえる
金のかえる
ふたりはさびしい
二人はさびしい
もりにさまよう
森にさまよう
もりにさまよう
森にさまよう
たたかえないとき
戦えないとき
ゆめをたべる
夢を食べる
ゆめのカケラ
夢のカケラ
なくしたゆめ
なくした夢
サルをみるひと
サルを見る人
あめあがりのもり
雨上がりの森
もりにさまよう
森にさまよう
はしからなげる
橋からなげる
おもいやり
おもいやり
やさしさをビンにつめて
やさしさをビンにつめて
あたたかさをありがとう
あたたかさをありがとう
うしなったゆめ
うしなった夢
はのうらのちょう
葉のうらの蝶
ふくろのなかのゆめ
ふくろの中の夢
ゆめのキリン
夢のキリン
ライオンのあくび
ライオンのあくび


後半メル詩2の1 
秋から冬。
もどる
きんりょくのひかり
金緑の光
あおいつきにてらされて
蒼い月に照らされて
クリスマスのよるに
クリスマスの夜に
みかくにんひこうぶったい
未確認飛行物体
ありがとう
ありがとう
ゆっくりやすもう
ゆっくり休もう
しろいかけら
白いかけら
そつぎょう
卒業
ふりかえるひび
ふりかえる日々
おわかれのときに
おわかれのときに
ぽつん
ぽつん
さがしていたもの
さがしていたもの
しあわせになるまほうのくすり
幸せになる魔法の薬
やがておとずれるわかれに
やがておとずれるわかれに
わかれのとき
わかれのとき
ゆめみるころに
ゆめみるころに
かえりみちに
帰り道に
かんがえるとき
考えるとき
ことのゆき
古都の雪
やさしいきみのて
やさしい君の手


後半メル詩2の1b 
冬から春に。
もどる
だいすきだよ
だいすきだよ
なかま
なかま
こみち
小道
まちびと
待ち人
こころのつながり
心のつながり
あいことばはえがお
合い言葉は笑顔
もしも
もしも
ことのゆき
古都の雪
しかられた
しかられた
わすれゆき
わすれ雪
はるのあさに
春の朝に
たびだちのあさに
旅立ちの朝に
はる

シカ
シカ
めぐりあって
めぐりあって
みつけた
見つけた
はなみ
花見
 もりのかぜ
森の風
ゆき



後半メル詩2の2 
舞いもどる。
もどる
うぃんぐ
WING
あさひがのぼるまえに
朝日が昇る前に
あめ

うちゅうとぼく
宇宙とぼく
はじまり
はじまり
とびらをあけたとき
扉をあけたとき
ゆめのうまれたひ
夢のうまれた日
ゆめのゆき
夢の雪
ゆめはなび
夢花火
さむいね
さむいね
かわものはなび
川面の花火
ふゆのかえりみち
冬の帰り道
いっぴきのほたる
一匹の蛍
いつもとかわらずに
いつもとかわらずに
つめたいかわ
冷たい川
ふゆのよる
冬の夜
すずしいはなび
涼しい花火
ゆきのよる
雪の夜
なつのよる
夏の夜
ふりつもるよる
ふりつもる夜
ねるねこ
ねるねこ
夏の夜
夏の夜
考える
考える



つれづれ☆jupiter☆


  かな  もどる

考える
   木村達也

むこうが決めることを
こちらがいくら考えても
しかたのないことだ

先はどうなるかなんて
それをいくら考えても
しかたのないことだ

失敗なくなんて
そんなこと考えても
意味のないことだ

考えても
仕方がないことが
あるのだ




















       もどる

かんがえる
   きむらたつや

むこうがきめることを
こちらがいくらかんがえても
しかたのないことだ

さきはどうなるかなんて
それをいくらかんがえても
しかたのないことだ

しっぱいなくなんて
そんなことかんがえても
いみのないことだ

かんがえても
しかたがないことが
あるのだ















 かな    もどる
ねるねこ
   木村達也

雪の夜は静かだね
ねこねるごろり
ぐっすり眠る

雪の夜は静かだね
窓のガラスが
つめたい

ゆっくりふわふわ
雪はふってくる

部屋はぽかぽか
ねこねるごろり
ぐっすり眠る

ゆっくりふわふわ
ねるねこごろり
ぐっすり眠る















     もどる
ねるねこ
   きむらたつや

ゆきのよるはしずかだね
ねこねるごろり
ぐっすりねむる

ゆきのよるはしずかだね
まどのガラスが
つめたい

ゆっくりふわふわ
ゆきはふってくる

へやはぽかぽか
ねこねるごろり
ぐっすりねむる

ゆっくりふわふわ
ねるねこごろり
ぐっすりねむる
















 かな    もどる
夏の夜
   木村達也

夏の夜は静かだね
蛍がひとつ
草の上で光っている

君は捕まえようとして
手をのばしたけど
蛍はふわりと飛んだ

街の夜景の上を
輝く銀河の方へ
舞い上がっていく

夏の夜は静かだね
すずしい風が
吹いている















    もどる
なつのよる
   きむらたつや

なつのよるはしずかだね
ほたるがひとつ
くさのうえでひかっている

きみはつかまえようとして
てをのばしたけど
ほたるはふわりととんだ

まちのやけいのうえを
かがやくぎんがのほうへ
まいあがっていく

なつのよるはしずかだね
すずしいかぜが
ふいている













かな  もどる
ふりつもる夜
   木村達也

雪がふりつづいて
しずかな夜

屋根にも
道にも

雪がつもっている

ふるさとを思い
しずかな夜

あの日にも
あの時にも

思い出はつもっている












*  もどる
ふりつもるよる
   きむらたつや

ゆきがふりつづいて
しずかなよる

やねにも
みちにも

ゆきがつもっている

ふるさとをおもい
しずかなよる

あのひにも
あのときにも

おもいではつもっている






















* かな もどる
夏の夜
   木村達也

夜でもあたたかい風が吹いて
うすくなっていくあなたの思い出
幽霊はこわい顔をしているけど
どこかなつかしいおもかげがある

夜の月がゆっくり雲に隠れて
くらくなっていくまわりの景色
幽霊はてまねきをしているようだ
そちらにはあまりいきたくないけど









*  もどる
なつのよる
   きむらたつや

よるでもあたたかいかぜがふいて
うすくなっていくあなたのおもいで
ゆうれいはこわいかおをしているけど
どこかなつかしいおもかげがある

よるのつきがゆっくりくもにかくれて
くらくなっていくまわりのけしき
ゆうれいはてまねきをしているようだ
そちらにはあまりいきたくないけど











  かな  もどる
雪の夜
   木村達也

ゆきだるまさん
こんばんは
今夜もいい感じで
降りますね

ねこさん
こんばんは
今夜もいい感じで
冷えていますよ







































 もどる

ゆきのよる
   きむらたつや

ゆきだるまさん
こんばんは
こんやもいいかんじで
ふりますね

ねこさん
こんばんは
こんやもいいかんじで
ひえていますよ














































   かな  もどる
涼しい花火
   木村達也

ドーンと開いた
大きくてまるい花火を
そのままこおらせて
かき氷機でけずったら
色とりどりの氷が
とてもおいしそう

ドーンと開いた
大きくてまるい花火を
そのままガラスの鉢に入れて
ひらひら金魚をおよがせたら
色とりどりに水が
光って涼しそう









































  もどる

すずしいはなび
     きむらたつや

ドーンとひらいた
おおきくてまるいはなびを
そのままこおらせて
かきごおりきでけずったら
いろとりどりのこおりが
とてもおいしそう

ドーンとひらいた
おおきくてまるいはなびを
そのままガラスのはちにいれて
ひらひらきんぎょをおよがせたら
いろとりどりにこおりが
ひかってすずしそう














































     かな  もどる

冬の夜
   木村達也

さむかったね
静かな夜に
君の寝息が
きこえてきた

少し温かかった
君の小さな手
白くふわふわと
雪がふっていたね 









































  もどる

ふゆのよる
   きむらたつや

さむかったね
しずかなよるに
きみのねいきが
きこえてきた

すこしあたたかかった
きみのちいさなて
しろくふわふわと
ゆきがふっていたね











































 かな  もどる
冷たい川
   木村達也

鬱蒼とした神秘の森
木の葉は太陽を遮り
冷たい水が流れていく

枯葉の栄養は水に溶け
森の虫は川に流れ
滝は酸素と水を混ぜる

森は冷たい水を好む
魚たちを元気にする

滝は冷たい水煙と
マイナスイオンを作り
夏の木陰の釣り人を
ほっとさせる







































  もどる
つめたいかわ 
     きむらたつや

うっそうとしたしんぴのもり
このははたいようをさえぎり
つめたいみずがながれていく

かれはのえいようはみずにとけ
もりのむしはかわにながれ
たきはさんそとみずをまぜる

もりはつめたいみずをこのむ
さかなたちをげんきにする

たきはつめたいみずけむりと
まいなすいおんをつくり
なつのこかげのつりびとを
ほっとさせる














































   かな  もどる
いつもとかわらずに
       木村達也

いつもとかわらない声で
いつもとかわらない冗談
だけど今日でそれも終わり
明日からは別々の道を歩く

いつもとかわらない君の
いつもとかわらない笑顔
だけど今日は少し寂しい
明日からは別々の人に会う

いつもとかわらない冗談と
いつもとかわらない笑顔は
もうぼくのまわりから
消えてなくなってしまう

いつもとかわらない君の
いつもとかわらない笑顔が
ずっと続いたらいいのに
このまま続いたらいいのに






































 もどる
いつもとかわらずに
     きむらたつや

いつもとかわらないこえで
いつもとかわらないじょうだん
だけどきょうでそれもおわり
あしたからはべつべつ々のみちをあるく

いつもとかわらないきみの
いつもとかわらないえがお
だけどきょうはすこしさびしい
あしたからはべつべつのひとにあう

いつもとかわらないじょうだんと
いつもとかわらないえがおは
もうぼくのまわりから
消えてなくなってしまう

いつもとかわらないきみの
いつもとかわらないえがおが
ずっとつづいたらいいのに
このままつづいたらいいのに










































   かな もどる 
一匹の蛍
      木村達也

ふうわりと舞う
一匹の蛍

微風の中で
飛んでいる

頼りない飛び方だけれど
確かに宙を飛んでいる

ふうわりと舞う
一匹の蛍

林の中で
青い光を放つ

儚く仄かな光だけれど
確かに光り輝いている





































もどる 
いっぴきのほたる
      きむらたつや

ふうわりとまう
いっぴきのほたる

そよかぜのなかで
とんでいる

たよりないとびかただけれど
たしかにそらをとんでいる

ふうわりとまう
いっぴきのほたる

はやしのなかで>
あおいひかりをはなつ

はかなくほのかなひかりだけれど
たしかにひかりかがやいている











































 かな もどる  

冬の帰り道
      木村達也

雪がふっているけれど
君にもらった
毛糸がもこもこ
オレンジ色のマフラー

風がつめたいね
でも、横で歩く君の
小さいけれど
あたたかい手







































  もどる 

ふゆのかえりみち
       きむらたつや

ゆきがふっているけれど
きみにもらった
けいとがもこもこ
オレンジいろのマフラー

かぜがつめたいね
でも、よこであるくきみの
ちいさいけれど
あたたかいて


































 かな もどる

川面の花火
   木村達也

突然近くで
大きな音を立てて
輝いた花火に
驚いた
君の笑顔

夢を語り合ったころ
川面に流れていく
はかなく消えていく
淡く仄かな思い







































  もどる 

かわものはなび
      きむらたつや

とつぜんちかくで
おおきなおとをたてて
かがやいたはなびに
おどろいた
きみのよこがお

ゆめをかたりあったころ
かわもにながれていく
はかなくきえていく
あわくほのかなおもい






































  かな  もどる   

さむいね
   木村達也

「さむいね」
そう言う君の手は
あたたかい

つめたい雪
赤い傘の下で歩く
冬の道







































    もどる

さむいね
    きむらたつや

「さむいね」
そういうきみのては
あたたかい

つめたいゆき
あかいかさのしたであるく
ふゆのみち



































    かな  もどる   

夢花火
   木村達也

輝いた花火に
一瞬開いた
君の笑顔

あのとき
言いたかったことは
なんだろう

かすかに胸にひびく
花火の音


































  もどる 

ゆめはなび 
  きむらたつや

かがやいたはなびに
いっしゅんひらいた
きみのえがお

あのとき
いいたかったことは
なんだろう

かすかにむねにひびく
はなびのおと







































 かな もどる

夢の雪
   木村達也

幼い日の記憶は
雪のように積もる

やさしく響く子守歌
甘く香る長い髪

雪はふりつづけ
いくつもの夜をこえた

ぼくはくり返し
夢を見続けた


































  もどる 

ゆめのゆき
      きむらたつや

おさないひのきおくは
ゆきのようにふりつもる

やさしくひびくこもりうた
あまくかおるながいかみ

ゆきはふりつづけ
いくつものよるをこえた

ぼくはくりかえし
ゆめをみつづけた




































かな もどる 

夢のうまれた日
    木村達也

さよならと手をふって
君のすがたは消えていった
街のビルとビルの間に
ぼくの夢は消えてなくなった

あふれる笑顔で手をふって
君のすがたがあらわれたとき
野原の花と花の間に
ぼくの夢がうまれた遠い日



































   もどる 

ゆめのうまれたひ
       きむらたつや

さよならとてをふって
きみのすがたはきえていった
まちのビルとビルのあいだに
ぼくのゆめはきえてなくなった

あふれるえがおでてをふって
きみのすがたがあらわれたとき
のはらのはなとなはのあいだに
ぼくのゆめがうまれたとおいひ

































かな もどる 

扉をあけたとき
    木村達也

ぼくが扉をあけたとき
そこにはだれもいなかった

ぼくが扉をあけたとき
太陽は出ていなかった

ぼくが扉をあけたとき
海は静かに凪いでいた

ぼくが扉をあけたときから
新しい世界が始まった


































   もどる 

とびらをあけたとき
     きむらたつや

ぼくがとびらをあけたとき
そこにはだれもいなかった

ぼくがとびらをあけたとき
たいようはでていなかった

ぼくがとびらをあけたとき
うみはしずかにないでいた

ぼくがとびらをあけたときから
あたらしいせかいがはじまった






































   かな もどる 
はじまり
        木村達也

ちいさな体で
くらい闇の世界に
ひっそりと
歩き出した

かすかな音を
たよりに
まわりを
じっと見つめる

まだちいさな姿だけど
目はかがやいている

まだちいさな足だけど
大地にしっかり立っている



































もどる  
はじまり
      きむらたつや

ちいさなからだで
くらいやみのせかいに
ひっそりと
あるきだした

かすかなおとを
たよりに
まわりを
じっとみつめる

まだちいさなすがただけど
めはかがやいている

まだちいなさあしだけど
だいちにしっかりたっている






































かな もどる  

宇宙とぼく
   木村達也

遠い昔に
星が大爆発を起こして
その巨大な圧力に押されて
色々な物質がうまれた

遠い宇宙から
星の爆発でちりぢりになって
旅してきた物質をあつめて
ぼくの体はできている








































もどる

うちゅうとぼく
    きむらたつや

とおいむかしに
ほしがだいばくはつをおこして
そのきょだいなあつりょくにおされて
いろいろなぶっしつがうまれた

とおいうちゅうから
ほしのばくはつでちりぢりになって
たびしてきたぶっしつをあつめて
ぼくのからだはできている






































かな もどる


 木村達也

雨がふりつづく
静かにふりつづく雨は
ぼくの心を
しめやかにする

雨は原始の地球を冷やし
川や湖や海をつくって
植物や動物を育てた

雨がふりつづく
静かにふりつづく雨は
ぼくの心を
おだやかにする

































もどる

あめ
     きむらたつや

あめがふりつづく
しずかにふりつづくあめは
ぼくのこころを
しめやかにする

あめはげんしのちきゅうをひやし
かわやみずうみやうみをつくって
しょくぶつやどうぶつをそだてた

あめがふりつづく
しずかにふりつづくあめは
ぼくのこころを
おだやかにする






























かな もどる 

朝日がのぼる前に
    木村達也

朝日がのぼる前に
約束してほしいことがある
朝日がのぼれば
君は旅に出てしまうから

朝日がのぼる前に
聞いてほしいことがある
朝日がのぼれば
君は消えてしまうから







































   もどる 

あさひがのぼるまえに
       きむらたつや

あさひがのぼるまえに
やくそくしてほしいことがある
あさひがのぼれば
きみはたびにでてしまうから

あさひがのぼるまえに
きいてほしいことがある
あさひがのぼれば
きみはきえてしまうから































  かな もどる 

WING
   木村達也

羽を手にいれた
ぼくは
縦横無尽に
かけまわる

羽を手にいれた
ぼくは
風とともに
かけまわる









































もどる 

うぃんぐ
  きむらたつや

はねをてにいれた
ぼくは
じゅうおうむじんに
かけまわる

はねをてにいれた
ぼくは
かぜとともに
かけまわる

































かな もどる 

 木村達也

ふりしきる
雪のなか
歩く人の
かげもない

ふりしきる
雪のなか
時はただ
ながれていく





































もどる

ゆき
  きむらたつや

ふりしきる
ゆきのなか
あるくひとの
かげもない

ふりしきる
ゆきのなか
ときはただ
ながれていく






































 かな もどる 
森の風
  木村達也

森をさまようと
風の音が聞こえる

風はどこから来て
どこへ行こうとしているのか

森をさまようと
風の音が聞こえる

風は自由に
行きたいところへ行く







































   もどる
もりのかぜ
   きむらたつや

もりをさまようと
かぜのおとがきこえる

かぜはどこからきて
どこへいこうとしているのか

もりをさまようと
かぜのおとがきこえる

かぜはじゆうに
いきたいところへいく



































 かな もどる 

花見
  木村達也

桜の木の下で
君とすごす
この幸せが>
ずっとつづくと
いいね

桜の木の下で
ひびく君の声
この幸せが
ずっとつづくと
いいね



































もどる

はなみ
  きむらたつや

さくらのきのしたで
きみとすごす
このしあわせが
ずっとつづくと
いいね

さくらのきのしたで
ひびくきみのこえ
このしあわせが
ずっとつづくと
いいね


































 かな もどる

見つけた
   木村達也

桜のさく園で
君をさがして
さまよう

見つけたよ
桜の木の下で
君がふる
小さな手








































  もどる

みつけた
  きむらたつや

さくらのさくそので
きみをさがして
さまよう

みつけたよ
さくらのきのしたで
きみがふる
ちいさなて




































かな もどる

めぐりあって
    木村達也

めぐりあった人の分だけ
しあわせがあって
めぐりあった人の分だけ
なみだがあった

めぐりあった人の分だけ
まなぶことがあって
めぐりあった人の分だけ
あきらめることがあった






































   もどる

めぐりあって
    きむらたつや

めぐりあったひとのぶんだけ
しあわせがあって
めぐりあったひとのぶんだけ
なみだがあった

めぐりあったひとのぶんだけ
まなぶことがあって
めぐりあったひとのぶんだけ
あきらめることがあった





































   もどる
シカ
  木村達也

シカがどどどっと走る
にっこりわらって走る
シカがどどどっと走る
だんごになって走る






シカ
   きむらたつや

シカがどどどっとはしる
にっこりわらってはしる
シカがどどどっとはしる
だんごになってはしる































 かな もどる 


 木村達也

春の女神をさがして
山をさまよい歩く
林道に風がふく

いないね、女神







































   もどる

はる
   きむらたつや

はるのめがみをさがして
やまをさまよいあるく
りんどうにかぜがふく

いないね、めがみ







































    かな もどる   

旅立ちの朝に
   木村達也

君は笑って
旅立っていった
とてもいい顔をして

つらいことも
あったけれど
旅立つ日の朝
とてもいい笑顔で
うれしかった






































   もどる 

たびだちのあさに
   きむらたつや

きみはわらって
たびだっていった
とてもいいかおをして

つらいことも
あったけれど
たびだつひのあさ
とてもいいえがおで
うれしかった





























  かな もどる 

春の朝に
    木村達也

わかれる日の朝に
君はそっと
みおくりにきたね

とおくのほうに
ぽつんといる
君を見つけたよ

おおぜいのなかまに
かこまれて
声をかけることが
できなかったけど
ありがとう

































もどる

はるのあさに
      きむらたつや

わかれるひのあさに
きみはそっと
みおくりにきたね

とおくのほうに
ぽつんといる
きみをみつけたよ

おおぜいのなかまに
かこまれて
こえをかけることが
できなかったけど
ありがとう





























 かな もどる
わすれ雪
   木村達也

もうすぐ春なのに
雪がひらひら
ふってくる

よみがえる
雪の日にわかれた
あかい橋にたたずむ
あなたのおもかげ

雪はもうすぐ
消えるでしょう
あなたのおもかげ
もうすぐ
消えるでしょう


































   もどる
わすれゆき
       きむらたつや

もうすぐはるなのに
ゆきがひらひら
ふってくる

よみがえる
ゆきのひにわかれた
あかいはしにたたずむ
あなたのおもかげ

ゆきはもうすぐ
きえるでしょう
あなたのおもかげ
もうすぐ
きえるでしょう

































かな もどる
しかられた
    木村達也

おかあさんに
しかられて
家をとびだした

ふてくされて
川原の岩の上で
ねころがっていた

さがしにきた
おかあさんに
見つかって
またしかられた

おかあさんの顔は
おこっていたけど
やさしかった





























もどる
しかられた
      きむらたつや

おかあさんに
しかられて
いえをとびだした

ふてくされて
かわらのいわのうえで
ねころがっていた

さがしにきた
おかあさんに
みつかって
またしかられた

おかあさんのかおは
おこっていたけど
やさしかった



































    かな もどる

古都の雪
  木村達也

ゆっくりと
まいおりてくる
雪のかけら
つめたいね

となりにいる
君が開く赤い傘
あたたかいね
胸に小さな
灯がともる





































もどる

ことのゆき
 きむらたつや

ゆっくりと
まいおりてくる
ゆきのかけら
つめたいね

となりにいる
きみがひらくあかいかさ
あたたかいね
むねにちいさな
ひがともる






































 かな もどる

もしも
  木村達也

もしも君に
出会わなかったら
悲しい気持ちに
ならなくてすんだのに

もしも君に
出会わなかったら
なんて考えたことも
なかったけれど



































もどる

もしも
      きむらたつや

もしもきみに
であわなかったら
かなしいきもちに
ならなくてすんだのに

もしもきみに
であわなかったら
なんてかんがえたことも
なかったけれど






































    かな もどる 

合い言葉は笑顔
   木村達也

桜がちらほら
咲きはじめて
校舎のあちこちに
さようならがあふれて
教室のあちこちに
涙がこぼれている

でも笑顔で送る
君のこと








































もどる

あいことばはえがお
     きむらたつや

さくらがちらほら
さきはじめて
こうしゃのあちこちに
さようならがあふれて
きょうしつのあちこちに
なみだがこぼれている

でもえがおでおくる
きみのこと

































    かな もどる 

心のつながり
   木村達也

さようなら
そろそろおわかれだね
こんなぼくといっしょに
なかよくしれくれて
ありがとう

さようなら
そろそろおわかれだね
みんなばらばらの道だけど
心の中ではずっとずっと
いっしょだよ



































もどる

こころのつながり
     きむらたつや

さようなら
そろそろおわかれだね
こんなぼくといっしょに
なかよくしてくれて
ありがとう

さようなら
そろそろおわかれだね
みんなばらばらのみちだけど
こころのなかではずっとずっと
いっしょだよ
































 かな もどる

待ち人
   木村達也

黒くて長い髪
風にゆれるかおり
梅の木の下で
待っていた君

黒くて大きな瞳
やさしいまなざし
梅の木の下で
待っていた君




































もどる

まちびと
     きむらたつや

くろくてながいかみ
かぜにゆれるかおり
うめのきのしたで
まっていたきみ

くろくておおきなひとみ
やさしいまなざし
うめのきのしたで
まっていたきみ









































 かな もどる

小道
  木村達也

大きな時計と
古い校舎のあいだ
キンモクセイの
かおる小道

大きな木の下で
風に舞う落ち葉
君とならんで
歩いた小道








































もどる

こみち
     きむらたつや

おおきなとけいと
ふるいこうしゃのあいだ
キンモクセイの
かおるこみち

おおきなきのしたで
かぜにまうおちば
きみとならんで
あるいたこみち




































かな もどる

なかま
  木村達也

こまったときも
くるしいときも
いつもちかくに
なかまがいてくれた

みんなで泣いた
みんなで笑った
いつもちかくに
なかまがいてくれた







































 もどる

なかま
  きむらたつや

こまったときも
くるしいときも
いつもちかくに
なかまがいてくれた

みんなでないた
みんなでわらった
いつもちかくに
なかまがいてくれた


































 かな もどる

だいすきだよ
   木村達也

いつも思っていたのに
言えなかった

いつか言おうと思って
言えなかった






































もどる

だいすきだよ
       きむらたつや

いつもおもっていたのに
いえなかった

いつかいおうとおもって

いえなかった








































かな もどる 

ありがとう
    木村達也

いつも近くにいたのに
言えなかった

いつでも言えると思って
言えなかった






































   もどる

ありがとう
      きむらたつや

いつもちかくにいたのに
いえなかった

いつでもいえるとおもって
いえなかった








































かな  もどる

やさしい君の手
   木村達也

白くて
小さな
君の手が
ぼくの心を
ささえている








































 もどる

やさしいきみのて
      きむらたつや

しろくて
ちいさな
きみのてが
ぼくのこころを
ささえている

































 かな もどる

古都の雪
   木村達也

ゆっくりと
まいおりてきた
雪のかけら
つめたいね

赤い傘の中で
君と飲むお茶
あたたかいね
心の中にしみわたる







































    もどる

ことのゆき
     きむらたつや

ゆっくりと
まいおりてきた
ゆきのかけら
つめたいね

あかいかさのなかで
きみとのむおちゃ
あたたかいね
こころのなかにしみわたる
































  かな もどる 

考えるとき
     木村達也

ふりつづける雪のなかで
生きる意味を考えた

つめたい風のなかで
生きる意味を考えた






































 もどる 

かんがえるとき
    きむらたつや

ふりつづけるゆきのなかで
いきるいみをかんがえた

つめたいかぜのなかで
いきるいみをかんがえた




































    かな もどる 

帰り道に
   木村達也

ゆっくりと
まいおりてきた
雪のかけら
つめたいね

白い田に
ぽつんとひとつ
赤いバケツを
かぶった雪だるま






































 もどる

かえりみちに 
     きむらたつや

ゆっくりと
まいおりてきた
ゆきのかけら
つめたいね

しろいたに
ぽつんとひとつ
あかいバケツを
かぶったゆきだるま



































 かな もどる  

ゆめみるころに
    木村達也

ゆめみるころに
めぐりあった君

いまごろどこで
なにをしているのかな

ゆめみるころに
めぐりあった君

あのころは
なにをやっても
たのしかったね

































もどる

ゆめみるころに
   きむらたつや

ゆめみるころに
めぐりあったきみ

いまごろどこで
なにをしているのかな

ゆめみるころに
めぐりあったきみ

あのころは
なにをやっても
たのしかったね
































 かな  もどる

わかれのとき
   木村達也

いつもいっしょにいるのが
あたりまえだと思っていた

ずっといっしょだと
いつも思っていた

わかれのときはいつか
くるとわかっていたけれど

わかれのときがきたのを
しんじることができなかった



































 もどる

わかれのとき
  きむらたつや

いつもいっしょにいるのが
あたりまえだとおもっていた

ずっといっしょだと
いつもおもっていた

わかれのときはいつか
くるとわかっていたけれど

わかれのときがきたのを
しんじることができなかった

































  かな もどる

やがておとずれるわかれに
        木村達也

心の中に
ふりつもった思い出
きらきらと光る
あなたの笑顔と
はにかむしぐさ
春がきたら
あなたとの思い出もとけて
きえてしまうのでしょうか





































   もどる

やがておとずれるわかれに
         きむらたつや

こころのなかに
ふりつもったおもいで
きらきらとひかる
あなたのえがおと
はにかむしぐさ
はるがきたら
あなたとのおもいでもとけて
きえてしまうのでしょうか


































かな   もどる

幸せになる魔法の薬
     木村達也

晴れた土曜日の
午後のカフェオレ
夕方のジャグジー
お休み前の冒険小説
朝のジョギング
お昼の図書館
やさしい君の笑顔









































もどる

しあわせになるまほうのくすり
        きむらたつや

はれたどようびの
ごごのカフェオレ
ゆうがたのジャグジー
おやすみまえのぼうけんしょうせつ
あさのジョギング
おひるのとしょかん
やさしいきみのえがお









































 かな もどる

さがしていたもの
     木村達也

子どものころ
きれいな小石を
川原でさがして
集めて歩いていた
どうして小石なんか
集めていたのだろう
でもあのころは
夢中になれるものが
あるだけよかった




































 もどる

さがしていたもの 
     きむらたつや

こどものころ
きれいなこいしを
かわらでさがして
あつめてあるいていた
どうしてこいしなんか
あつめていたのだろう
でもあのころは
むちゅうになれるものが
あるだけよかった





































 かな もどる 

ぽつん
  木村達也

くらやみのなかに
ぽつんと立っていたよ
小さな雪だるま

くらやみのなかに
ぽつんと光っていたよ
小さな星








































 もどる

ぽつん
     きむらたつや

くらやみのなかに
ぽつんとたっていたよ
ちいさなゆきだるま

くらやみのなかに
ぽつんとひかっていたよ
ちいさなほし



































  かな もどる 

おわかれのときに
    木村達也

さようならという
みじかい言葉には
つめこめないほどの
思い出がいっぱい
あふれてくるのだけれど

また会おうねという
たよりない言葉には
たくせないほどの
思いがいっぱい
あふれてくるのだけれど



































 もどる

おわかれのときに
     きむらたつや

さようならという
みじかいことばには
つめこめないほどの
おもいでがいっぱい
あふれてくるのだけれど

またあおうねという
たよりないことばには
たくせないほどの
おもいでがいっぱい
あふれてくるのだけれど









































 かな もどる 

ふりかえる日々
   木村達也

いつもゆめみて
おいかけていた

いつもたのしそうに
わらっていた

さようならやさしい日々
さようならやさしい人

おいかけても
つかまえられなかった
ゆめみてもかなわなかった

雪はふりつづけて
夜はなきつづけた

さようならやさしい日々
さようならやさしい人






























 もどる

ふりかえるひび
   きむらたつや

いつもゆめみて
おいかけていた

いつもたのしそうに
わらっていた

さようならやさしいひび
さようならやさしいひと

おいかけても
つかまえられなかった

ゆきはふりつづけて
よるはなきつづけた

さようならやさしいひび
さようならやさしいひと






































 もどる
卒業
 木村達也

もう会えなくなるね
青い空に雲がひとつ


そつぎょう
      きむらたつや

もうあえなくなるね
あおいそらにくもがひとつ

































    かな もどる  

白いかけら
  木村達也

空から
白いかけらが
おちてきたよ
きっと元気だって
つたえる手紙だよ

ぼくは
白いかけらを
手に集めて
じっと見る
つめたいね
君の空は
こんなにも
つめたいのかな


































 もどる

しろいかけら
  きむらたつや

そらから
しろいかけらが
おちてきたよ
きっとげんきだって
つたえるてがみだよ

ぼくは
しろいかけらを
てにあつめて
じっとみつ
つめたいね
きみのそらは
こんなにも
つめたいのかな


































 かな もどる 

ゆっくり休もう
      木村達也

いつも無理をして
いつも気をはって
がんばりすぎているから
心がぴんとはった糸のようになって
ゆるくならなくなっている
このままじゃぷつんと切れるよ
ゆっくり休もう
のんびりしよう
がんばらなくていいんだよ







































 もどる

ゆっくりやすもう
       きむらたつや

いつもむりをして
いつもきをはって
がんばりすぎているから
こころがぴんとはったいとのようになって
ゆるくならなくなっている
このままじゃぷつんときれるよ
ゆっくりやすもう
のんびりしよう
がんばらなくていいんだよ






























 かな もどる

ありがとう
    木村達也

ありがとう
心のなかにともる
ちいさなともしび
きみがいなければ
ここまでこれなかった

ありがとう
心のなかにさす
ちいさなひかり
きみのささえがなければ
ここまでこれなかった













 もどる

ありがとう
    きむらたつや

ありがとう
こころのなかにともる
ちいさなともしび
きみがいなければ
ここまでこれなかっ

ありがとう
こころのなかにさす
ちいさなひかり
きみのささえがなければ
ここまでこれなかった


















































































 かな もどる  

未確認飛行物体
     木村達也

クリスマスの夜に
みきちゃんは
サンタなんて
いないって知った
少し大人の世界へ
ツバサをひろげたのだ
おこったみきちゃんは
パパの買ってきた
まるいケーキを
じろりとにらんだ

クリスマスの夜に
たかしくんは
空飛ぶ円盤を見た
それは星空の中を
きらきら光りながら
飛んでいった






























もどる

みかくにんひこうぶったい
         きむらたつや

クリスマスのよるに
みきちゃんは
サンタなんて
いないってしった
すこしおとなのせかいへ
ツバサをひろげたのだ
おこったみきちゃんは
パパのかってきた
まるいケーキを
じろりとにらんだ

クリスマスのよるに
たかしくんは
そらとぶえんばんをみた
それはほしぞらのなかを
きらきらひかりながら
とんでいった



































かな もどる

クリスマスの夜に
     木村達也

なみだがこぼれる
さびしい夜に
かべにもたれて
まちつづける
つめたく
こごえる夜にこそ
星はうつくしい
かがやきをはなつ

北風がふきつける
つめたい夜に
かべにもたれて
まちつづける
つらく
悲しい夜を
のりこえたものにだけ
やさしいほほえみは
まいおりる

































もどる

クリスマスのよるに
     きむらたつや

なみだがこぼれる
さびしいよるに
かべにもたれて
まちつづける
つめたく
こごえるよるにこそ
ほしはうつくしい
かがやきをはなつ

きたかぜがふきつづける
つめたいよるに
かべにもたれて
まちつづける
つらく
かなしいよるを
のりこえたものにだけ
やさしいほほえみは
まいおりる































  かな もどる

蒼い月に照らされて
     木村達也

蒼い月に照らされて
世界は澄み渡る
心が透明に
変わっていく

蒼い月に照らされて
ぼくの手は濡れている
小さな手に心の破片が
降り積もっていく

生まれ変わるときが
やってきたのだ
蒼い月に照らされた夜に

心が透明になるときが
やってきたのだ
蒼い月に照らされた夜に


































 もどる

あおいつきにてらされて
   きむらたつや

あおいつきにてらされて
せかいはすみわたる
こころがとうめいに
かわっていく

あおいつきにてらされて
ぼくのてはぬれている
ちいさなてにこころのはへんが
ふりつもっていく

うまれかわるときが
やってきたのだ
あおいつきにてらされたよるに

こころがとうめいになるときが
やってきたのだ
あおいつきにてらされたよるに



































 かな もどる

金緑の光
   木村達也

ひらひらと
心の草原に
まいおりる
黒い羽

天から
おりてきた
金緑に輝く
細長い光

うすぐらい
森の中にさす
ひとすじの光に

わたしの心は
すくわれますか
すくわれませんか
































  もどる

きんりょくのひかり
      きむらたつや

ひらひらと
こころのそうげんに
まいおりる
くろいはね

てんから
おりてきた
きんりょくにかがやく
ほそながいひかり

うすぐらい
もりのなかにさす
ひとすじのひかりに

わたしのこころは
すくわれますか
すくわれませんか





































 かな もどる 
ライオンのあくび
    木村達也

ぎらぎら太陽の
くろい大地
ひかげでねむる
きいろいライオン

ながいタテガミを
風になびかせて
おおきなあくびを
ひとつした

つよい力も
ねているときは
つかわずじまい

タテガミに
ちょうちょがとまっても
気にせずねむっている






























    もどる 
ライオンのあくび
       きむらたつや

ぎらぎらたいようの
くろいだいち
ひかげでねむる
きいろいライオン

ながいタテガミを
かぜになびかせて
おおきなあくびを
ひとつした

つよいちからも
ねているときは
つかわずじまい

タテガミに
ちょうちょがとまっても
きにせずねむっている




































 かな もどる 
夢のキリン
   木村達也

地平線のかなたに
大きな夕陽が落ちて
生き物たちが眠りにつくと
キリンは旅に出る

キリンはつぶやく
ぼくの首は長いから
空の星はよく見えるけど
足下の道がよくわからない

どこを歩いているかなんて
気にしているのは君だけだよ
だれもが歩くだけで精一杯さ

下を見つめながら
歩いているやつなんていないよ
みんな前を見て歩いているんだよ





























   もどる 
ゆめのキリン
      きむらたつや

ちへいせんのかなたに
おおきなゆうひがおちて
いきものたちがねむりにつくと
キリンはたびにでる

キリンはつぶやく
ぼくのくびはながいから
そらのほしはよくみえるけど
あしもとのみちがよくわからない

どこをあるいているかなんて
きにしているのはきみだけだよ
だれもがあるくだけでせいいっぱいさ

したをみつめながら
あるいているやつなんていないよ
みんなまえをみてあるいているんだよ






































かな もどる
ふくろの中の夢
   木村達也

夢をふくろにつめて
遠い国へ旅に出る

あなたは夢を運ぶ
未来への旅人

夢はふくろの中で
大きくふくらむ

夢をふくろに
とじこめたまま
終わらせる?

それとも
ふくろの口をあけて
夢を空に放つ?



































    もどる
ふくろのなかのゆめ
     きむらたつや

ゆめをふくろにつめて
とおいくにへたびにでる

あなたはゆめをはこぶ
みらいへのたびびと

ゆめはふくろのなかで
おおきくふくらむ

ゆめをふくろに
とじこめたまま
おわらせる?

それとも
ふくろのくちをあけて
ゆめをそらにはなつ?





































かな もどる  

葉のうらの蝶
   木村達也

雨がふるとまたさむくなって
秋がだんだんとちかづいてくる

葉のうらで雨をさけて
じっと耐えている蝶

雨がやんで陽がさせば
また飛びたつことができるさ







































   もどる 

はのうらのちょう
      きむらたつや

あめがふるとまたさむくなって
あきがだんだんとちかづいてくる

はのうらであめをさけて
じっとたえているちょう

あめがやんでひがさせば
またとびたつことができるさ



































かな もど  

うしなった夢
    木村達也

とうめいなビンの中に
小さな帆をはる船を
じっと見つめている
少年の日のぼく

しずかな波の音が
心の中にひびいてくる

うしなった夢を
小さなビンの中に
とじこめて




































   もどる

うしなったゆめ
       きむらたつや

とうめいなビンのなかに
ちいさなほをはるふねを
じっとみつめている
しょうねんのひのぼく

しずかななみのおとが
こころのなかにひびいてくる

うしなったゆめを
ちいさなビンのなかに
とじこめて


































    かな もどる 

あたたかさをありがとう
        木村達也

コンビニの
ガラスケースから
とりだすあたたかい
お茶のペットボトル

両手でつつむと
あたたさが
ほんのりと
つたわってくる

秋がちかいね
こおってしまった心に
あたたかさをありがとう

秋がちかいね
また来るつめたい季節に
あたたかさをありがとう
































    もどる

あたたかさをありがとう
       きむらたつや

コンビニの
ガラスケースから
とりだすあたたかい
おちゃのペットボトル

りょうてでつつむと
あたたさが
ほんのりと
つたわってくる

あきがちかいね
こおってしまったこころに
あたたかさをありがとう

あきがちかいね
またくるつめたいきせつに
あたたかさをありがとう



































かな もどる

やさしさをビンにつめて
        木村達也

あなたがくれた
あたたかいやさしさを
とうめいなビンにつめて
そっとしまっておきます

いつか生きていくのが
つらくなったときに
そっととりだして
ながめます

あなたのやさしさが
こおった心をあたたかく
とかしてくれるから

あなたのやさしさが
しずんだ心をあたたかく
よみがえらせてくれるから





























    もどる

やさしさをビンにつめて
       きむらたつや

あなたがくれた
あたたかいやさしさを
とうめいなビンにつめて
そっとしまっておきます

いつかいきていくのが
つらくなったときに
そっととりだして
ながめます

あなたのやさしさが
こおったこころをあたたかく
とかしてくれるから

あなたのやさしさが
しずんだこころをあたたかく
よみがえらせてくれるから





































 かな もどる

おもいやり
   木村達也

あなたのおもいやりを
ふくろにつめて
手をはなせば
空に飛んでいく

あなたのおもいやりは
とてもあたたかいから
熱気球のように
天にのぼっていく









































  もどる

おもいやり
      きむらたつや

あなたのおもいやりを
ふくろにつめて
てをはなせば
そらにとんでいく

あなたのおもいやりは
とてもあたたかいから
ねつききゅうのように
てんにのぼっていく



































    かな もどる   
橋からなげる
   木村達也

つめたい空気のなか
音もなく流れて行く
すきとおった川

橋の上から
みつめている
しずかな流れ

橋の上からなげるよ
君へのこころ
もういらなくなったから

橋の上からなげるよ
ぼくのこころ
もういらなくなったから


































   もどる 
はしからなげる
    きむらたつや

つめたいくうきのなか
おともなくながれていく
すきとおったかわ

はしのうえから
みつめている
しずかなながれ

はしのうえからなげるよ
きみへのこころ
もういらなくなったから

はしのうえからなげるよ
ぼくのこころ
もういらなくなったから

































  かな もどる
森にさまよう
      木村達也

こんなぼくに
道をおしえてくれて
ありがとう

じつは
どっちに行ったらいいか
まよっていたんだ

こんなぼくに
しんせつにしてくれて
ありがとう

とりあえず
そっちのほうに
行ってみるよ

































  もどる  
もりにさまよう
      きむらたつや

こんなぼくに
みちをおしえてくれて
ありがとう

じつは
どっちにいったらいいか
まよっていたんだ

こんなぼくに
しんせつにしれくれて
ありがとう

とりあえず
そっちのほうに
いってみるよ

































かな もどる   
雨上がりの森
      木村達也

森の中を歩くと
風がつめたくなっていた
すこし歩いてから
気がつくことがあった

トンボが姿を見せなくなった
チョウも姿を見せなくなった

雨上がりの森は音もなく
静まりかえっていた

どこへ行ってしまったのだろう
あんなにたくさん飛んでいたのに
どこへ行ってしまったのだろう
あんなにきれいに舞っていたのに

































    もどる 
あめあがりのもり
        きむらたつや

もりのなかをあるくと
かぜがつめたくなっていた
すこしあるいてから
きがつくことがあった

トンボがすがたをみせなくなった
チョウもふがたをみせなくなった

あめあがりのもりはおともなく
しずまりかえっていた

どこへいってしまったのだろう
あんなにたくさんとんでいたのに
どこへいってしまったのだろう
あんなにきれいにまっていたのに
































かな もどる   
サルを見る人
       木村達也

林道を歩いていたら
サルの一家が木の上からおりて
目の前をどたどたと走って
にげて行った

サルたちはすきまだらけの
ヒノキの林にはいると
大きな木のかげにかくれた

こしをかがめてようすを見ると
近くの大きな木のかげで
大きなボスザルが
こちらをにらんで見張っていた

とおくの小さな木のかげで
小さな子どものサルが
こちらをこわごわと見ていた
































    もどる 
サルをみるひと
        きむらたつや

りんどうをあるいていたら
サルのいっかがきのうえからおりて
めのまえをどたどたとはしって
にげていった

サルたちはすきまだらけの
ヒノキのはやしにはいると
おおきなきのかげにかくれた

こしをかがめてようすをみると
ちかくのおおきなきのかげで
おおきなボスザルが
ことらをにらんでみはっていた

とおくのちいさなきのかげで
ちいさなこどものサルが
ことらをこわごわとみていた




































    かな もどる  

なくした夢
   木村達也

なくした夢はどこへ
行ってしまったのだろう

流れ星がおちた場所で
夢のカケラを見たと聞いた

なくした夢はどこへ
行ってしまったのだろう

沙漠のはての月の下で
夢のカケラを見たと聞いた

なくした夢はどこへ
行ってしまったのだろう

星がきらめく海岸で
夢のカケラを見たと聞いた


































    もどる 

なくしたゆめ
    きむらたつや

なくしたゆめはどこへ
いってしまったのだろう

ながれぼしがおちがばしょで
ゆめのカケラをみたときいた

なくしたゆめはどkへ
いってしまったのだろう

さばくのはてのつきのしたで
ゆめのカケラをみたときいた

なくしたゆめはどこへ
いってしまったのだろう

ほしがきらめくかいがんで
ゆめのカケラをみたときいた









































    かな もどる 

夢のカケラ
   木村達也

海岸を歩いていて
見つけた
夢のカケラ
傷だらけだった

星の下を歩いていて
見つけた
夢のカケラ
色あせていた

だれがおとした
カケラだろうか
悲しく泣いている

だれがおとした
カケラだろうか
もう古ぼけている

































    もどる 

ゆめのカケラ
    きむらたつや

かいがんをあるいていて
みつけた
ゆめのカケラ
きずだらけだった

ほしのしたをあるいていて
みつけた
ゆめのカケラ
いろあせていた

だれがおとした
カケラだろうか
かなしくないている

だれがおとした
カケラだろうか
もうふるぼけている






































  かな もどる  

夢を食べる
   木村達也

サイフはからっぽ
元気もからっぽ
道がとおすぎて
もう歩けない

夢はいっぱい
胸のなかにいっぱい
でもそれだけでは
暮らしていけない

夢を食べて
生きていけるのか
考えるときがある

夢がなくて
生きていけるのか
考えるときもある




























 もどる 

ゆめをたべる
    きむらたつや

さいふはからっぽ
げんきもからっぽ
みちがとおすぎて
もうあるけない

ゆめはいっぱい
むねのなかにいっぱい
でもそれだけでは
くらしていけない

ゆめをたべて
いきていけるのか
かんがえるときがある

ゆめがなくて
いきていけるのか
かんがえるときがある


































    かな もどる   

戦えないとき
   木村達也

傷ついて
戦えないとき
思うことがある

戦っているときが
本当の自分なのだと

たとえ毎日悲しくて
はりさけそうな気持ちで
戦っていたとしても





































  もどる 

たたかえないとき
      きむらたつや

きずついて
たたかえないとき
おもうことがある

たたかっているときが
ほんとうのじぶんなのだと

たとえまいにちかなしくて
はりさけそうなきもちで
たたかっていたとしても

































  かな もどる  
森にさまよう
   木村達也

また生きながらえて
つめたい秋をむかえた
ちいさく鳴く鹿の声を
いっそうさびしく感じる

山のもみじが
赤く燃えて
つかれはてた心を
焼きこがす

長くはない人生を
悲しくなげけるのは
生きているから

幸せとはとても言えない
だけどそれをなげけるのは
たしかに生きているから

































  もどる
もりにさまよう
     きむらたつや

またいきながらえて
つめたいあきをむかえた
ちいさくなくしかのこえを
いっそうさびしくかんじる

やまのもみじが
あかくもえて
つかれはてたこころを
やきこがす

ながくはないじんせいを
かなしくなげけるのは
いきているから

しあわせとはとてもいえない
だけどそれをなげけるのは
たしかにいきているから



































 かな もどる  
森にさまよう
   木村達也

いつのまにか
森のなかで
まよってしまった

つらいことがつづいて
心がつかれてくると
さまようくせがある

もしもし
ぼくはどっちへ行ったら
いいですか

蛙はねむそうな目をあけ
ちらりとこちらを見ただけ
また昼寝をはじめた



































 もどる 
もりにさまよう 
     きむらたつや

いつのまにか
もりのなかで
まよってしまった

つらいことがつづいて
こころがつかれてくると
さまようくせがある

もしもし
ぼくはどっちへいったら
いいですか

かえるはねむそうなめをあけ
ちらりとこちらをみただけ
またひるねをはじめた
































かな もどる  

二人はさびしい
   木村達也

本当は
二人でいると
すごくつらいんだ

君の笑顔も
長い黒髪も
もう手の届かない
ものなんだ

だから
二人でいると
本当は
ひどくさびしいんだ
笑っているけれどね



































    もどる

ふたりはさびしい
      きむらたつや

ほんとうは
ふたりでいると
すごくつらいんだ

きみのえがおも
ながいくろかみも
もうてのとどかない
ものなんだ

だから
ふたりでいると
ほんとうは
ひどくさびしいんだ
わらっているけれどね




































    かな もどる

金のかえる
 木村達也

池の上の
花の中に
ねむっている
金のかえる

心の中の
花の上に
ねむっている
金のかえる






































   もどる  

きんのかえる
    きむらたつや

いけのうえの
はなのなかに
ねむっている
きんのかえる

こころのなかの
はなのうえに
ねむっている
きんのかえる


































かな もどる  

前を向こうよ
      木村達也

泣いてばかりいたね
つらいことばかり
つづいて心が
おびえていた

下を向いてばかりで
首を横にふるばかり
そんな日々に心が
すさんでいった

もう忘れても
いいころじゃないか
時も過ぎたし

もう悩まなくても
いいんじゃないか
前を向こうよ




































もどる 

まえをむこうよ
      きむらたつや

ないてばかりいたね
つらいことばかり
つづいて心が
おびえていた

したをむいてばかりで
くびをよこにふるばかり
そんなひびにこころが
すさんでいった

もうわすれても
いいころじゃないか
ときもすぎたし

もうなやまなくても
いいんじゃないか
まえをむこうよ


































    かな もどる  
鹿
 木村達也

目覚めたばかりの
小さな鹿は
深い森に
静かに立っていた

鹿も悲しいとか
寂しいとか
思うことが
あるだろうか

小さな声で
鳴いた鹿は
深い森を
静かに見ていた



































    もどる  
しか
     きむらたつや

めざめたばかりの
ちいさなしかは
ふかいもりに
しずかにたっていた

しかもかなしいとか
さびしいとか
おもうことが
あるだろうか

ちいさなこえで
ないたしかは
ふかいもりを
しずかにみていた


































  かな もどる 


   木村達也

ぎらぎら輝く
灼熱の太陽
塔は静かに
たたずんでいる

ゆらゆらゆれる
熱砂の陽炎
塔は静かに
たたずんでいる

日が傾いて
夕立に洗われても
夜が来て
星にかこまれても
塔は静かに
たたずんでいる





































   もどる 

とう
     きむらたつや

ぎらぎらかがやく
しゃくねつのたいよう
とうはしずかに
たたずんでいる

ゆらゆらゆれる
ねっさのかげろう
とうはしずかに
たたずんでいる

ひがかたむいて
ゆうだちにあらわれても
よるがきて
ほしにかこまれても
とうはしずかに
たたずんでいる


































 かな もどる 

少し休もうよ
   木村達也

山道を歩いて疲れた
足が痛くなって
もう歩きたくない
少し休もうよ

神経を使って疲れた
心が痛くなって
もう考えたくない
少し休もうよ






































    もどる  

すこしやすもうよ
      きむらたつや

やまみちをあるいてつかれた
あしがいたくなって
もうあるきたくない
すこしやすもうよ

しんけいをつかってつかれた
こころがいたくなって
もうかんがえたくない
すこしやすもうよ

































 かな もどる  

   木村達也

道を走っていると
車の窓から
森の木が見えた

森の木はすっくと
まっすぐにたって
ならんでいた

ぼくは
森の木のように
まっすぐに
天にむかって
生きているか
考えてみた



































     もどる 

     きむらたつや

みちをはしっていると
くるまのまどから
もりのきがみえた

もりのきはすくっと
まっすぐにたって
ならんでいた

ぼくは
もりのきのように
まっすぐに
てんにむかって
いきているか
かんがえてみた





































かな もどる 

たまに
   木村達也

たまには
失敗するのも
いいさ
いつも
成功するのも
変だから

たまには
失敗するのも
いいさ
ぼくのばあい
たまにじゃないけど
まあいいさ







































  もどる 

たまに
    きむらたつや

たまには
しっぱいするのも
いいさ
いつも
せいこうするのも
へんだから

たまには
しっぱいするのも
いいさ
ぼくのばあい
たまにじゃないけど
まあいいさ














































かな もどる   

   木村達也

また夏がきて
海を見にいく

思いはいつも
海にかえる

思いはいつも
君にかえる

さびしくて
いつも、いつも
海を見つめていた

海はいつも
やさしくぼくを
むかえてくれた

君はなつかしい
ぼくのふるさと
ぼくの海










































   もどる 
うみ
  きむらたつや

またなつがきて
うみをみにいく

おもいはいつも
うみにかえる

おもいはいつも
きみにかえる

さびしくて
いつも、いつも
うみをみつめていた

うみはいつも
やさしくぼくを
むかえてくれた

きみはなつかしい
ぼくのふるさと
ぼくのうみ
















































    かな もどる 
冷たいお茶
     木村達也

暑い日がつづくね
ちょっと休みなよ
冷たいお茶もあるし
おいしいケーキもあるよ

毎日毎日
がんばりすぎてない?
ちょっと休みなよ
クーラーもきいているし
冷たいおしぼりもあるよ

人間はそんなに
がんばりつづけるように
できていないよ
たまには休まないと
こわれてしまうよ





































 もどる
つめたいおちゃ
        きむらたつや

あついひがつづくね
ちょっとやすみなよ
つめたいおちゃもあるし
おいしいケーキもあるよ

まいにちまいにち
がんばりすぎてない?
ちょっとやすみなよ
クーラーもきいているし
つめたいおしぼりもあるよ

にんげんはそんなに
がんばりつづけるように
できていないよ
たまにはやすまないと
こわれてしまうよ




































かな もどる 

明日につづく道
      きむらたつや

道がみつからなくて
さまよっていた
くらいやみのなかで
おそれおののいていた

明日につづく道が
みつからない
右をむいても
左をむいても
あがいても
苦しんでも
わからない

きっと
道などないのだ
だれにも
みつかりはしない
だれもが
わからないけれど
一歩をふみだして
いるのだ




































  もどる 

あすにつづくみち
      きむらたつや

みちがみつからなくて
さまよっていた
くらいやみのなかで
おそれおののいていた

あすにつづくみちが
みつからない
みぎをむいても
ひだりをむいても
あがいても
くるしんでも
わからない

きっと
みちなどないのだ
だれにも
みつかりはしない
だれもが
わからないけれど
いっぽをふみだして
いるのだ


































かな もどる 

夏の日
     きむらたつや

ぎらぎら太陽の下
あみをもって
トンボをおいかけていた
夏の日

夢見るのはいつも
ふるさとのこと
たのしかった
少年の日の夏




































   もどる

なつのひ
       きむらたつや

ぎらぎらたいようのした
あみをもって
トンボをおいかけていた
なつのひ

ゆめみるのはいつも
ふるさとのこと
たのしかった
しょうねんのひのなつ












































  もどる  
[なぞなぞ詩]

ぼくがおおきなくちを
あけてまっているからって
あきかんは
たべることができないよ
もえるものしかだめなんだ
ぼくがおおきなくちを
あけてまっているからって
あきびんは
たべることができないよ
もえるものしかだめなんだ
おなかにきずがついて
けがをしたり
いたくなったりするから
あきかんやあきびんを
ぼくのくちにいれないで
































かな もどる  

なみだのエメラルド
      木村達也

海にしずんでいった
あなたのなみだは
かたくこおって
かがやく石になった

はなれてしまった
きみのこころは
さむさにこごえ
かがやく石になった

ないているの?
いいえ
ないてなんかいない

かたくこころを
とざして
だまっているだけ



































   もどる 

なみだのエメラルド
       きむらたつや

うみにしずんでいった
あなたのなみだは
かたくこおって
かがやくいしになった

はなれてしまった
きみのこころは
さむさにこごえ
かがやくいしになった

ないているの?
いいえ
ないてなんかいない

かたくこころを
とざして
だまっているだけ






































  もどる  
[なぞなぞ詩]

けむい
ぼくはずっと
めをまわしながら
くるくるかいてんしているけど
けむたくてしかたがない
ぼくがけむりをどんどん
すっているから
きっとけむりをすきなんだと
おもっているひとも
いるとおもうけど
ぼくはけむりがきらいだ
さんまのけむりも
やきにくのけむりも
だいきらいだ
































   もどる  
[なぞなぞ詩]

ぼくはおこっている
もちろんこのよのなかに
たいしてさ
ピーとおとをたてて
あついいきをはいて
おこっている
はらわたのなかは
にえくりかえっているし
はくいきは
やけどをしそうにあつい
おしりはまっかにやけていて
あしもとはぼうぼうともえている
ぼくはおこっている
もちろんこのよのなかに
たいしてさ






























   もどる 
[なぞなぞ詩]

ノートのうえで
くるっと
スピンをするよ
いっかいてん
みぎのくつは
とがったぎんいろで
ひだりのくつは
とがったくろいろさ
ぼくがおどって
かいてんするたびに
うつくしい
まあるいあとが
いくつもいくつも
しゃぼんだまのように
うまれるよ
































   もどる 
[なぞなぞ詩]

はるになると
ぼくはきえてしまうよ
つめたいかぜにふかれて
さむいほしぞらのしたに
まるいかおとからだで
ぼうしをかぶって
じっとたっているのが
ふつうだったから
あたたかくされると
とけてしまうんだ
だから
はるになると
ぼくはきえてしまうよ


































  もどる 
[なぞなぞ詩]

たたまれて
おりめをつけられるまえは
ただのしろいかみだった
でもすこしのあいだだけ
そらをとべるようになった
まどからなげられると
にさんどほうこうをかえて
じめんにおりていく
たたまれて
おりめをつけられるまえは
ただのしろいかみだった
でもすこしのあいだだけ
そらをとべるようになったんだよ

































   もどる
[なぞなぞ詩]

じそく
ひゃくよんじっきろの
だんがんとなって
おもいっきり
まっすぐ
とんでいくと
きのぼうで
おもいっきり
たたかれた
ぼくは
ひゃくにじゅう
めーとるのきょりを
あーちをえがいて
ぎゃくほうこうに
またとんでいく




























   もどる 
[なぞなぞ詩]

あしをもたれて
みどりのいたに
さかさにおしつけられて
あたまをけずられている
ぼくはだんだん
みじかくなる
そのぶんみんなは
かしこくなる
ぼくがけずられたあとを
ちゃんとみていればね
ぼくはいのちを
けずっている
だからくだらない
らくがきにつかわないで
まどからなげたりしないで
ぼくのいのちのあとを
よくみてわすれないで
こころにのこして
































  もどる   
[なぞなぞ詩]

よんほんのあしで
しっかりとふんばって
だいすきなてんじょうを
みつめていたいのに
ぼくのかおのうえに
おしりなんかのせないで
つかわないからといって
つくえのしたなんかに
しまわないで
かいぎがおわったから
などとといって
ぼくのなかまを
いっぱいかさねて
くらいそうこに
しまわないで


































   もどる  
[なぞなぞ詩]

まいにち
おなじところを
ぐるぐるまわって
いるだけなんて
なにかいみが
あるのだろうか
ぼくがにじゅうよんかい
まわっているうちに
となりのちいさいやつは
にかいしかまわっていない
あくせくいそいで
はしりまわったって
ほめられるわけでもないし
けっきょくたいして
いみがないんだ
じゃあもっとのんびりしたって
いいじゃないか


































   もどる   
[なぞなぞ詩]

せなかは
かたいけど
かおは
やわらかいんだ
だから
おもいっきり
おしつけないで
かおがまがっちゃうよ
いちじかんごとに
よごれるうんめいなんて
みんなのために
がんばっているのに
たまにたたかれるんだよ
きれいにはなるけど
とってもいたいよ
もっとだいじにしてほしいなあ


































かな もどる  

星のつりびと
  木村達也


つりびとが
天の川に
糸をたれ
夢をつっている


君は
どんな夢を
まちつづけている?







































もどる

ほしのつりびと
       きむらたつや

つりびとが
あまのがわに
いとをたれ
ゆめをつっている

きみは
どんなゆめを
まちつづけている?






































  かな もどる 
春の涙
     木村達也

いつもみんなで
うたった曲
もういっしょに
うたえないね

いつもみんなで
笑った教室
もういっしょに
あつまれないね

さようなら
つらいこともあったけど
好きだった教室

さようなら
けんかもしたけど
好きだった仲間たち





































 
もどる
はるのなみだ
      きむらたつや

いつもみんなで
うたったきょく
もういっしょに
うたえないね

いつもみんなで
わらったきょうしつ
もういっしょに
あつまれないね

さようなら
つらいこともあったけど
すきだったきょうしつ

さようなら
けんかもしたけど
すきだったなかまたち

































  かな もどる 

寒冬夜空
    木村達也

オリオンの砂時計に
さらさらと流れる
悠久の時

好きな人を
君はどのくらい
思いつづけている?







































もどる

かんとうよぞら
      きむらたつや

オリオンのすなどけいに
さらさらとながれる
ゆうきゅうのとき

すきなひとは
きみはどのくらい
おもいつづけている?










































 かな もどる 

旅立つ朝に
       木村達也

あわただしく毎日がすぎ
卒業の季節がやってきた
梅の花のかおりがするころ
君は旅立ちの朝をむかえた

おさなかった顔だちも
すこしずつ大人になった
口を真一文字に結んで
まっすぐ前を見つめている



































もどる

たびだつあさに
     きむらたつや

あわただしくまいにちがすぎ
そつぎょうのきせつがやってきた
うめのはなのかおりがするころ
きみはたびだちのあさをむかえた

おさなかったかおだりも
すこしずつおとなになった
くちをまいちもんじにむすんで
まっすぐまえをみつめている









































 かな もどる 

はじめておした車いす
          木村達也

うごきますよって
声をかけないとあぶないよ
とつぜんうごきはじめたら
おじいちゃんがびっくりしちゃう

よっこらしょっと
段はみんなで声をあわせて
もちあげないとあぶないよ
がたんとおとしたりしたら
おじいちゃんがびっくりしちゃう

部屋についたら
上手におせたね、ありがとうって
おじいちゃんが笑ったよ
いつもおこっているかおの
おじいちゃんが笑ったよ

































 もどる
はじめておしたくるまいす
      きむらたつや

うごきますよって
こえをかけないとあぶないよ
とつぜんうごきはじめたら
おじいちゃんがびっくりしちゃう

よっこらしょっと
だんはみんなでこえをあわせて
もちあげないとあぶないよ
がたんとおとしたりしたら
おじいちゃんがびっくりしちゃう

へやについたら
じょうずにおせたね、ありがとうって
おじいちゃんがわらったよ
いつもおこっているかおの
おじいちゃんがわらったよ


































   かな もどる

泣き虫
   木村達也

こどものころは泣き虫だった
友だちとけんかしたり
仲間はずれにされたりして
なみだをこぼしていた

大人になってからは
悲しいことがあっても
なみだを見せなくなった
それでも心のなかは
こどものころとおなじように
なみだをこぼしている




































   もどる

なきむし
        きむらたつや

こどものころはなきむしだった
ともだちとけんかしたり
なかまはずれにされたりして
なみだをこぼしていた

おとなになってからは
かなしいことがあっても
なみだをみせなくなった
それでもこころのなかは
こどものころとおなじように
なみだをこぼしている





































かな もどる  


ふるさとの道
     木村達也

水たまりのある
でこぼこ道を見ると
古いバスがけむりを
はきながらすすんでいく
そんなふるさとの
道を思い出す

水たまりのある
でこぼこ道を見ると
おさない兄と妹が
手をつないで歩いていく
そんなふるさとの
道を思い出す






































    もどる


ふるさとのみち
   きむらたつや

みずたまりのある
でこぼこみちをみると
ふるいバスがけむりを
はきながらすすんでいく
そんなふるさとの
みちをおもいだす

みずたまりのある
でこぼこみちをみると
おさないあにといもうとが
てをつないであるいていく
そんなふるさとの
みちをおもいだす




































  かな もどる

すきとおる季節
        木村達也

こどものころ
川原できれいな小石を
集めるのが好きだった
すきとおる流れのそばに
小さな基地を作って
小石をならべていた

こどものころ
川原のおおきな石に
すわっているのが好きだった
すきとおる流れのそばで
きらきらと光る
水面を見つめていた






































もどる

すきとおるきせつ
      きむらたつや

こどものころ
かわらできれいなこいしを
あるめるのがすきだった
すきとおるながれのそばに
ちいさなきちをつくって
こいしをならべていた

こどものころ
かわらのおおきないしに
すわっているのがすきだった
すきとおるながれのそばで
きらきらとひかる
みなもをみつめていた





































かな もどる


白い季節
          木村達也

雪が降り始めると
かがやいた君の笑顔
マフラーの上から
白い息がもれていた

スキーの季節がきたって
はしゃいでいたね
白いニット帽から
長い髪があふれていた

大好きだったよ
君のこと
雪の上でおどったね

大好きだったよ
君のこと
雪の上で笑ったね


































   もどる


しろいきせつ
      きむらたつや

ゆきがふりはじめると
かがやいたきみのえがお
マフラーのうえから
しろいいきがもれていた

スキーのきせつがきたって
はしゃいでいたね
しろいニットぼうから
ながいかみがあふれていた

だいすきだったよ
きみのこと
ゆきのうえでおどったね

だいすきだったよ
きみのこと
ゆきのうえでわらったね





































  かな もどる
あなたがうそをついたから
          木村達也

水平線に消える太陽
むらさきにたなびく雲
海を見つめて泣いている
あなたがうそをついたから

みさきの灯台のかすかな明かり
空にちらばるほのかな光
星を見つめて泣いている
あなたがうそをついたから

消えてしまったほほえみ
もどらないやさしい日々
いのる姿で泣いている
あなたがうそをついたから





































もどる
あなたがうそをついたから
         きむらたつや

すいへいせんにきえるたいよう
むらさきにたなびくくも
うみをみつめないている
あなたがうそをついたから

みさきのとうだいのかすかなあかり
そらにちらばるほのかなひかり
ほしをみつめてないている
あなたがうそをついたから

きえてしまったほほえみ
もどらないやさしいひび
いのるすがたでないている
あなたがうそをついたから
































 かな もどる 


さようなら
   木村達也

いつも図書館で
いっしょに勉強していた
厚い国語辞典の君
もう会えなくなるね

いつもグラウンドで
いっしょに走っていた
赤いグローブの君
もう会えなくなるね

いつもとなりの席で
世界史の教科書を
わすれてきた君
もう会えなくなるね

いつもいつも
いっしょだった君
もう会えなくなるね
もう会えなくなるね





































  もどる 


さようなら
       きむらたつや

いつもとしょかんで
いっしょにべんきょうしていた
あついこくごじてんのきみ
もうあえなくなるね

いつもグラウンドで
いっしょにはしっていた
あかいグローブのきみ
もうあえなくなるね

いつもとなりのせきで
せかいしのきょうかしょを
わすれてきたきみ
もうあえなくなるね

いつもいつも
いっしょだったきみ
もうあえなくなるね
もうあえなくなるね





































   かな もどる

なぜだろう
      木村達也

卒業の季節に
わたしたちは別れた
別々の道を歩くのに
強がって平気な顔をしていた

本当ははなればなれに
なりたくなかった
あなたとずっとずっと
いっしょにいたかった

あの日あのとき
あなたのさしのべた手を
ほほえんでつかめばよかった

意地をはらないで素直に
やさしい笑顔に
あまえればよかった


































    もどる

なぜだろう
     きむらたつや

そつぎょうのきせつに
わたしたちはわかれた
べつべつのみちをあるくのに
つよがってへいきなかおをしていた

ほんとうははなればなれに
なりたくなかった
あなたとずっとずっと
いっしょにいたかった


あのひあのとき
あなたのさしのべたてを
ほほえんでつかめばよかった

いじをはらないですなおに
やさしいえがおにあまえればよかった





































  かな もどる 

星が輝く日
     木村達也

教会の階段で星空を見ている
君はいつもこの階段にすわって
ぼくのことをまっていたね

歌の練習がはやく終わったから
ずっとまったのよと怒っていたね
はやく上手になるといいねと言うと
もう上手なのよと怒っていたね

星が輝く日は
声がとてもきれいに響くから
君の歌声をしずかに聴いているよ

星が輝く日は
とても寒く冷え込むから
君にもらったマフラーを
ぎゅっとまいているよ




































もどる

ほしがかがやくひ
     きむらたつや

きょうかいのかいだんでほしぞらをみている
きみはいつもこのかいだんにすわって
ぼくのことをまっていたね

うたのれんしゅうがはやくおわったから
ずっとまったのよとおこっていたね
はやくじょうずになるといいねというと
もうじょうずなのよとおこっていたね

ほしがかがやくひは
こえがとてもきれいにひびくから
きみのうたごえをしずかにきいているよ

ほしがかがやくひは
とてもさむくひえこむから
きみにもらったマフラーを
ぎゅっとまいているよ


































かな もどる

笑顔になれる魔法
     木村達也

君の笑顔が輝いて
悲しみにくれる
ぼくの涙が
かわいていく

君の笑顔が輝いて
つめたくうつろな
ぼくの心が
あたたかくなっていく

君の贈り物は
心にまくマフラー
あたたかいね

君の贈り物は
白く輝く笑顔
あたたかいね









































    もどる
 
えがおになれるまほう
    きむらたつや

きみのえがおがかがやいて
かなしみにくれる
ぼくのなみだが
かわいていく

きみのえがおがかがやいて
つめたくうつろな
ぼくのこころが
あたたかくなっていく


きみのおくりものは
こころにまくマフラー
あたたかいね

きみのおくりものは
しろくかがやくえがお
あたたかいね









































かな もどる 

土にふる雪
     木村達也

君のまわりにふる雪は
悲しみにくれる
ぼくの涙

君のまわりにふる雪は
つめたくうつろな
ぼくの心

君のまわりにふる雪は
こなごなになった
ぼくの夢

君のまわりにふる雪が
静かに祈る手に
あわく輝いて落ちる

君のまわりにふる雪が
つめたい土に
白く輝いてふりつもる


































    もどる
つちにふるゆき
     きむらたつや

きみのまわりにふるゆきは
かなしみにくれる
ぼくのなみだ

きみのまわりにふるゆきは
つめたくうつろな
ぼくのこころ

きみのまわりにふるゆきは
こなごなになった
ぼくのゆめ

みのまわりにふるゆきが
しずかにいのるてに
あわくかがやいておちる

きみのまわりにふるゆきが
つめたいつちに
しろくかがやいてふりつもる














































    かな もどる  

手のひらの雪
     木村達也

両手を広げて
受け止めて
手のひらの中で
儚く消えた
白い夢の結晶

両手を広げて
抱きしめて
腕の中で
儚く消えた
小さな息

あの日君は
消えてしまったね
長い黒髪の
香りを残して

あの日君は
消えてしまったね
近づくほど
傷つけることを
知らなかったよ

 


































もどる

てのひらのゆき
     きむらたつや

りょうてをひろげて
うけとめて
てのひらのなかで
はかなくきえた
しろいゆめのけっしょう

りょうてをひろげて
だきしめて
うでのなかで
はかなくきえた
ちいさないき

あのひきみは
きえてしまったね
ながいくろかみの
かおりをのこして

あのひきみは
きえてしまったね
ちかづくほど
きずつけることを
しらなかったよ





































 かな もどる

 わけなくふる雪
     木村達也

わけなく
涙がこぼれてきた
どうして
泣けてくるのか
わからない

わけなく
雪がふってきた
どうして
ふりはじめたのか
わからない  

君と別れたのも
こんな日でしたか?
どうして
別れてしまったのか
今もわからないけど

忘れてしまった
つもりだったけど
涙が覚えているのかな
雪が覚えているのかな
君が呼んでいるのかな































    もどる 
 
わけなくふるゆき
     きむらたつや

わけなく
なみだがこぼれてきた
どうして
なけてくるのか
わからない

わけなく
ゆきがふってきた
どうして
ふりはじめたのか
わからない

きみとわかれたのも
こんなひでしたか?
どうして
わかれてしまったのか
いまもわからないけど

わすれてしまった
つもりだったけど
なみだがおぼえているのかな
きみがおぼえているのかな
きみがよんでいるのかな




































 かな もどる 
冷たい月
   木村達也

月に照らされ
朽ちていく
私の心

雪に埋もれて
凍っていく
私の体

雪原に
今日も
冷たい風が吹いて
今日も
冷たい月が出ている













































もどる
つめたいつき
      きむらたつや

つきにてらされ
くちていく
わたしのこころ

ゆきにうもれて
こおっていく
わたしのからだ

せつげんに
きょうも
つめたいかぜがふいて
きょうも
つめたいつきがでている







































  かな もどる 

雪の屋根
    木村達也

はやく帰ろう
君が待っているから
続く雪の道に
はずむ白い息

はやく帰ろう
君が待っているから
オレンジ色の窓に
こぼれる笑い声

はやく帰ろう
君が待っているから
オリオンの下に
輝く雪の屋根
 


















































   もどる 

ゆきのやね
    きむらたつや

はやくかえろう
きみがまっているから
つづくみちのゆきに
はずむしろいいき

はやくかえろう
きみがまっているから
オレンジいろのまどに
こぼれるわらいごえ

はやくかえろう
きみがまっているから
オリオンのしたに
かがやくゆきのやね
































































  かな もどる

凍る三日月
      木村達也
冷たい夜に
仄かに浮かぶ
雪の森

心の闇に
幽かに浮かぶ
君の横顔
 
遠いね
手を伸ばしても
とどかない

寒いね
三日月も
凍っている
 

















































   もどる

こおるみかづき
   きむらたつや

つめたいよるに
ほのかにうかぶ
ゆきのもり

こころのやみに
かすかにうかぶ
きみのよこがお
 
とおいね
てをのばしても
とどかない

さむいね
みかづきも
こおっている





















































  かな  もどる 
白い涙
       木村達也

天から舞い降りる
思い出の破片
白い帽子の君と
やさしかった日々

あの日だまって
つめたい空に
のぼった君
きっとひとり
寒さにふるえて
泣いているね

天から舞い降りる
白い涙の破片
指のすきまから
こぼれていく




 



























        もどる

しろいなみだ
    きむらたつや

てんからまいおりる
おもいでのはへん
しろいぼうしのきみと
やさしかったひび

あのひだまって
つめたいそらに
のぼったきみ
きっとひとり
さむさにふるえて
ないているね


てんからまいおりる
しろいなみだのはへん
ゆびのすきまから
こぼれていく
































   かな もどる
 
白い手
    木村達也

おまつりの夜
せんこう花火の
ほのかな光に
うかびあがった
君の小さな
白い手

ドウシテ
ナイテイルノ?
こぼれる涙を
うけとめた
君の小さな
白い手  

ドウシテ
ナニモイワナイノ?
ぼくの手を
にぎりしめた
君の小さな
白い手
 
モウ
アエナイネ
サヨナラと
手をふった
君の小さな
白い手






















































   もどる
 
しろいて
     きむらたつや

おまつりのよる
せんこうはなびの
ほのかなひかりに
うかびあがった
きみのちいさな
しろいて

ドウシテ
ナイテイルノ?
こぼれるなみだを
うけとめた
きみのちいさな
しろいて  

ドウシテ
ナニモイワナイノ?
ぼくのてを
にぎりしめた
きみのちいさな
しろいて
 
モウ
アエナイネ
サヨナラと
てをふった
きみのちいさな
しろいて



















































  かな もどる

 君はどうしているのかな
        木村達也

君と会えなくなって
もう一年がたつけれど
君はどうしているのかな
 
ぼくは君のこと
すっかり忘れてしまって
毎日のほほんと
すごしています
 
あんなに苦しかったのも
うそのように
胸も苦しくならない
それは自然なことなのかな

君と会えなくなって
もう一年がたつけれど
君はどうしているのかな
  





































 もどる
 
きみはどうしているのかな
      きむらたつや

きみとあえなくなって
もういちねんがたつけれど
きみはどうしているのかな
 
ぼくはきみのこと
すっかりわすれてしまって
まいにちのほほんとすごしています 

あんなにくるしかったのも
うそのように
むねもくるしくならない
それはしぜんなことなのかな

きみとあえなくなって
もういちねんがたつけれど
きみはどうしているのかな
































 かな もどる 
 
うそつき
        木村達也

ずっとうそをついていた
冷たいふりをしていた
君と別れる日も
なにも言わなかった

ずっとうそをついていた
やさしい言葉に
心が弱くなるから
なにも聞かなかった

ずっとうそをついていた
君をきらいなふりをしていた
ずっと離れ離れになるから
別れにくくなってしまうから

ずっとうそをついていた
かたく心をとざし泣いていた
君が僕のことを好きじゃないから
僕も好きじゃないふりをしていた

  

 
 
































 もどる

 うそつき
    きむらたつや

ずっとうそをついていた
つめたいふりをしていた
きみとわかれるひも
なにもいわなかった

ずっとうそをついていた
やさしいことばに
こころがよわくなるから
なにもきかなかった
  
ずっとうそをついていた
きみをきらいなふりをしていた
ずっとはなればなれになるから
わかれにくくなってしまうから

ずっとうそをついていた
かたくこころをとざしないていた
きみがぼくのことをすきじゃないから
ぼくもすきじゃないふりをしていた








































 かな もどる

悪口
   木村達也

悪口を言われて
泣いていた
なにもしていないのに
意地悪なことを言われて
泣いていた
根も葉もないことを
直しようもないことを
言われて泣いていた

でも君は言ったね
悪口を言われて
泣いても
悪口を言う人には
ならないと

言葉が
こんなにも
人を傷つけ
悲しませることを
知らなかった
自分が言われて
初めて気がついた

だから悪口を言われても
悪口を言う人には
ならないと










































   もどる
わるくち
   きむらたつや

わるくちをいわれて
ないていた
なにもしていないのに
いじわるなことをいわれて
ないていた
ねもはもないことを
なおしようもないことを
いわれてないていた

でもきみはいったね
わるくちをいわれて
ないても
わるくちをいうひとには
ならないと

ことばが
こんなにも
ひとをきずつけ
かなしませることを
しらなかった
じぶんがいわれて
はじめてきがついた

だからわるくちをいわれても
わるくちをいうひとには
ならないと




















































 かな もどる


  木村達也

冷たい湖面に
雨が落ちてきて
消えていく
水面に映る
紅い葉の影

冷たい言葉に
涙があふれて
消えていく
長い黒髪の
あなたの面影















 もどる

あめ
  きむらたつや

つめたいこめんに
あめがおちてきて
きえていく
みなもにうつる
あかいはのかげ


つめたいことばに
なみだがあふれて
きえていく
ながいくろかみの
あなたのおもかげ





















































  かな もどる

  木村達也

冷たく凪いでいる
水面に映る紅い葉
水鏡の中に見る
夢の錦の風景

冷たく凪いでいる
水面に映る黒い髪
淡い夢の中に見る
あなたのおもかげ

冷たく凪いでいる
そんなとき現れる
錦のまぼろし

冷たく凪いでいる
そんなとき現れる
あなたのまぼろし
















































































   もどる
あき
  きむらたつや

つめたくないでいる
みなもにうつるあかいは
みずかがみのなかにみる
ゆめのにしきのふうけい

つめたくないでいる
みなもにうつるくろいかみ
あわいゆめのなかにみる
あなたのおもかげ

つめたくないでいる
そんなときあらわれる
にしきのまぼろし

つめたくないでいる
そんなときあらわれる
あなたのまぼろし









































  かな もどる

風が吹いて
  木村達也

冷たい風が吹いて
手のひらに
一枚の葉が
舞い降りてきた

枯れた紅い葉は
心の中に波紋を広げた

別れゆく葉は
さびしくないのか
あたりまえのように
静かに自然に
散ってきたけれども
  
空を見上げると
大きな木が枝を広げ
なにも言わず
あたりをつつむように
立っていた





































  もどる

かぜがふいて
  きむらたつや

つめたいかぜがふいて
てのひらに
いちまいのはが
まいおりてきた

かれたあかいはは
こころのなかにはもんをひろげた

わかれゆくはは
さびしくないのか
あたりまえのように
しずかにしぜんに
ちってきたけれども

そらをみあげると
おおきなきがえだをひろげ
なにもいわず
あたりをつつむようにたっていた














































   かな  もどる 
秋風が吹いて☆
      木村達也

秋風が吹いて
きいろい葉が
ちぎれていった
つめたいね
さびしいね
そんなにつめたく
吹かなくてもいいのに
そんなにさびしく
吹かなくてもいいのに
小さな木は
さむさに
ふるえている
小さな葉は
つめたい風に
ふるえている


秋風が吹いて
君の心が
ちぎれていった
つめたいね
さびしいね
あんなにつめたいこと
言わなくてもよかったのに
あんなにさびしいこと
言わなくてもよかったのに
小さな白い手が
つめたい言葉に
ふるえている
さびしげな瞳が
大粒の涙を
こぼしている






































   もどる
あきかぜがふいて☆
      きむらたつや

あきかぜがふいて
きいろいはが
ちぎれていった
つめたいね
さびしいね
そんなにつめたく
ふかなくてもいいのに
そんなにさびしく
ふかなくてもいいの
ちいさなきは
さむさに
ふるえている
ちいさなはは
つめたいかぜに
ふるえている




あきかぜがふいて
きみのこころが
ちぎれていった
つめたいね
さびしいね
あんなにつめたいこと
いわなくてもよかったのに
あんなにさびしいこと
いわなくてもよかったのに
ちいさなしろいてが
つめたいことばに
ふるえている
さびしげなひとみが
おおつぶのなみだを
こぼしている














































  かな  もどる  
    秋
      木村達也

あなたの長い黒髪に
あかいもみじの葉が
静かに舞い降りて
冷たい秋は過ぎていく

あなたの小さな白い手に
きいろいもみじの葉が
静かに舞い降りて
冷たい秋は過ぎていく

 
   





































 もどる
   

あき
  きむらたつや

あなたのな がいくろかみに
あかいもみじのはが
しずかにまいおりて
つめたいあきはすぎていく

あなたのちいさなしろいてに   
きいろいもみじのはが
しずかにまいおりて
つめたいあきはすぎていく
















































     かな もどる
もみじ
   木村達也

あかいもみじを
なみだでぬらし
つめたい川に流したら
あなたのもとに
とどくでしょうか
    
きいろいもみじに
ため息ついて
つめたい川に流したら
あなたのおもいで
きえるでしょうか












































 もどる
もみじ
   きむらたつや

あかいもみじを
なみだでぬらし
つめたいかわにながしたら
あなたのもとに
とどくでしょうか
    
きいろいもみじに
ためいきついて
つめたいかわにながしたら
あなたのおもいで
きえるでしょうか















































  かな もどる 

言えなかった言葉
  木村達也

あの日、ドアをあけて
去っていくあなたの後姿に
言えなかった言葉

あの日、小さな花に
ほほえむあなたの横顔に
言えなかった言葉

  














  もどる

いえなかったことば
  きむらたつや

あのひ、ドアをあけて
さっていくあなたのうしろすがたに
いえなかったことば

あのひ、ちいさなはなに
ほほえむあなたのよこがおに
いえなかったことば

  

















































































 かな  もどる
斑紅葉
      木村達也

黄色い葉の下で
髪をなびかせるあなた
かすかに吹く風に
ゆれるあなたの心

紅い葉の下で
静かにほほえむあなた
沈んでいく夕陽に
うつむくあなたの横顔

  






































 もどる
まだらもみじ
  きむらたつや

きいろいはのしたで
かみをなびかせるあなた
かすかにふくかぜに
ゆれるあなたのこころ

あかいはのしたで
しずかにほほえむあなた
しずんでいくゆうひに
うつむくあなたのよこがお  
























    かな もどる


  木村きむら達也たつや

まっすぐっている
おおきな

見上みあげている

いつからっているのだろう
こんなあめ
れの
ずっとここにひとりで
っていたのだろうか



  木村達也

まっすぐ立っている
大きな木

見上げている

いつから立っているのだろう
こんな雨の日も
晴れの日も
ずっとここにひとりで
立っていたのだろうか
























   もどる

  きむらたつや

まっすぐたっている
おおきなき

みあげている

いつからたっているのだろう
こんなあめのひも
はれのひも
ずっとここにひとりで
たっていたのだろうか  

Ki

     Kimura Tatuya

Massugu tatte iru
ôkina ki

Miagete iru

Itukara tatte iru no darô
Kon'na ame no hi mo
hare no hi mo
zutto koko ni hitori de
tatte ita no darô ka







Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô
































































 かな もどる
星がひとつ
      木村達也

ひとりで森を歩いていると
こころぼそくなってくる

ぼくの歩く道は
これでいいのだろうか

ひとりで森を歩いていると
せつなくなってくる

うしろをふりかえると
星がひとつまたたいていた



































    もどる
ほしがひとつ
  きむらたつや

ひとりでもりをあるいていると
こころぼそくなってくる

ぼくのあるくみちは
これでいいのだろうか

ひとりでもりをあるいていると
せつなくなってくる

うしろをふりかえると
ほしがひとつまたたいていた  












































かな  もどる 

透紅葉
  木村達也

うすく透けた
あかい葉は
やさしくほほえむ
あなたのおもかげ

うすく透けた
きいろい葉は
はかなく消えた
あなたのおもいで






































 もどる

すけもみじ
      きむらたつや

うすくすけた
あかいはは
やさしくほほえむ
あなたのおもかげ

うすくすけた
きいろいはは
はかなくきえた
あなたのおもいで 
































   かな もどる
星のない夜
  木村達也

風がふく夜に君をさがして
さまようゆうれいがいる

星のない夜に君をさがして
泣いているゆうれいがいる

君は知らないほうがいい
星のない闇でかすかに
衣をひきずる音がする

君は知らないほうがいい
月のない闇でかすかに
しのび泣く声がする  









































もどる
ほしのないよる
  きむらたつや

かぜがふくよるにきみをさがして
さまようゆうれいがいる

ほしのないよるにきみをさがして
ないているゆうれいがいる

きみはしらないほうがいい
ほしのないやみでかすかに
きぬをひきずるおとがする

きみはしらないほうがいい
つきのないやみでかすかに
しのびなくこえがする  
































   かな もどる
さよなら
  木村達也

ぼくのひっこしたところは
星のきれいなところだよ

街ではぼんやりとしていた輝きも
手にとどきそうなほど光っている

君のあふれるやさしさも
手にとどきそうなほど輝いていたね

ぼくのひっこしたところは
星のきれいなところだよ
    ★ 
   ★ 
  ★ 

  

































   もどる
さよなら
  きむらたつや

ぼくのひっこしたところは
ほしのきれいなところだよ

まちではぼんやりとしていたかがやきも
てにとどきそうなほどひかっている

きみのあふれるやさしさも
てにとどきそうなほどかがやいていたね

ぼくのひっこしたところは
ほしのきれいなところだよ
    ☆ 
   ☆ 
  ☆ 

  





ロロロロロロロロロロロロロロロロロ




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